脱力のススメ

よく響くミックスボイスは絶妙な脱力加減の賜物です。
脱力はミックスボイスの極意、歌の極意といっても過言ではありません。
そして脱力の極意は、ただ力を抜けばいいというわけではありません。

喉は最低限の緊張を保ったまま無駄な力を入れない、これに尽きます。

高音域では力が入るもの、大量の呼気が必要になるもの。
プロの歌手でもそういう人はいるし、人間の本能的にもある程度は仕方がないとも言えます。
しかし私たちはその「絶妙な脱力」を極めなければいけません。プロ歌手のような才能がないからです。
プロでも難しい脱力技術を素人が手に入れようとするのですから……。
肩の力を抜いてリラックスしてください。ですが決して腑抜けてはいけません。

オラ、かかって来いや! 気合入れて脱力してやるぜ! 

ってな気迫が必要です。
どんな高音曲であっても激しい曲でもあっても、鼻歌気分で挑んでやるぜって意気込みが重要なのです。
少なくとも私はそんな気持ちで歌っています。

【脱力練習で心がけること】

・呼気は鼻歌程度を厳守
・呼吸は意識したら負け
・口をあまり開けない(アクビを堪える感じ)
・音が届かなくても気にしない(そのうち出るようになる)
・弱々しくてもキモくても声が出ていれば気にしない

【脱力が上手くいかずに、どうしても顎や喉に力が入ってしまう場合】
・キーを下げる
・テンポを落とす
・曲を変える
・頭を左右に揺らしながら歌ってみる
・何か他のことをしながら歌ってみる
・筋トレした直後に歌ってみる

具体的な練習方法を紹介します。
選曲は一般男性の平均音域を参考にしています。
自分が好きな歌いやすい曲でオッケーです。

米米CLUB/浪漫飛行(脱力)



まずハミングで歌いながら必要最低限の呼気量を見定める。
その感覚が残っているうちにハミングするみたいに歌ってみる。
サビをできるだけ抑えめに歌ってください。
サビでどうしても力んでしまう人はキーを下げてください。
ミックスボイスの響きを途切れさせないように注意しましょう。

サンプル音源は眠たそうに歌っていますが、すべての音が歌声(呼気に支えられたミックスボイス)になっているはずです。
私は喉の脱力とは裏腹にこんな心意気で歌いました。

mid2域で声を張ってたまるか!
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