声と体格

一般的に言われているのは身長が高い人ほど声が低くて、身長が低い人ほど声が高い、です。
男性よりも女性は声が高く。大人よりも子供は声が高い。
単純に声帯の大きさ(長さ)が違うからです。
身長と地声の基本周波数の高さは反比例する。これをファントの法則と呼ぶらしいです。
日本人の声が外国人より高めなのもこれが理由だと思います。

チビは声が高い。歌が上手い。

確かにその通りなのです。プロの歌手やボーカリストを思い浮かべてください。
もちろん例外はいますが、背が低めな人が多いと思います。
声帯が短ければ地声は高い。流行りの曲はたいてい高い。
低身長は高音域で有利なのです。天然ミックスボイスの人はだいたい背が低いです。

ノッポは声が低い。歌が下手。

悲しいですが、そういう傾向はあると思います。
背が高く(175cm↑)てもハイトーンが出る人もいますが、そういう人は大別すると「裏声をこねくり回している」か「無理をしてヘッドボイスで喚いている」だけです。

広瀬香美/ロマンスの神様



私は後者のタイプです。高い声も出るには出ますが基本的に無理をしています。
本人の感覚としてはキモ声で喚き散らしているようなものなので、hiC(C5)以上はあまり使いたくありません。
音程は届いてもクオリティは望めない。音としては出せても歌には使わないって人が多いのではないでしょうか。
ノッポの優位性は声が響くことです。共鳴腔や共鳴部が大きいぶんだけ、声の響きも大きくなります。
楽器でいうところの「胴鳴り」ですかね。これまた楽器と同じで「良し悪し」があります。
太い。深い。広がる。抜ける。篭る。ここらへんの感想は人によって違いますし、響けば良いってものでもないです。

デブは声が響く。歌が上手い。

これもよく耳にしますが……。
相撲取りは歌が上手い、以上に有力な論拠は見つけられませんでした。
そもそも相撲取りもパヴァロッティも身長が低いわけではありませんから、肥満と声質はあまり関係ないような気がします。
重要なのはフレーム、声の響きを増幅させるのは骨格だと思います。
医学的に実証されている声質への影響は「加齢」と「飲酒」と「喫煙」くらいでしょうか。

関連して、声の高さは生活環境にも影響されます。
周囲の人が高ければ自分の声も高くなっていく、その逆もまた然りということです。
例外を嫌う日本人の気質でしょうか。声質の平均化とか均一化とも呼べると思います。
周囲に釣られて高音ばかり出していると高音寄りの筋肉に偏っていくので、質の良し悪しは別としてハイトーンは出やすくなるはずです。
日本の男性は徐々に高音化、女性は低音化しているそうです。
男性は内に篭り、女性はグローバル化しているということでしょうか。

私の身長体格は平均的な日本人と少し違うのであまり参考にならないとは思いますが。
こんな体型の人間がこんな声を出しているんだ、ということで……。

身長182cm、体重70kg、全頭高24cm。
胸囲103cm、ウエスト74cm、ヒップ92cm。
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