ロングトーンの練習

ロングトーン、音を長く伸ばすことです。
ペットボトルで肺活量を鍛える前に、息漏れのない発声を習熟させることが先決です。
喉を開く。声門を閉じる。適量の息を吐く。そうすればベルヌーイの定理が作用します。
あとは省エネを心がけます。その発声状態をできるだけ保持するだけです。
基礎が固まっていればロングトーンの練習なんて必要ないのです。

長音厨肺活量テスト



こんなのは歌というより一発芸ですが、クリアのコツは……まぶたを閉じて画面を見ないことです。
初心者ならこれの半分まで続かなくても問題ありません。
自分が出しやすい音階(たぶん話し声)で10秒以上出せるなら、ロングトーンの練習なんて後回しでオッケーです。
最低限の呼気で声帯を振動させ続ける。基本がしっかりと身につけば勝手に備わってくる能力です。
逆に言うと基本ができていない状態でロングトーンだけ伸ばそうとしても「ほぼ意味がない」と思ってください。

私は歌うためには、花の香りをかぐ程度にしか息を吸わない
~マッティア・バッティスティーニ~

大量の息を一瞬で吸うとか何秒で吐き切るとか、そんな練習はやらなくて結構です。
この際はっきりと言います。腹式呼吸でも胸式呼吸でも歌や発声とは直接関係ありません。
腹式呼吸は歌が上手い人(ドヤ声系)の特徴かもしれませんが、それは結果であって要因ではないと思います。
苦労して「腹式呼吸」を取って付けても、決して歌が上手くなるわけではないのです。
発声が整ってくるにつれて目指す歌唱スタイルによっては「腹式メイン」になることもあるかもしれないね、って感じです。
もちろん胸式メインでも何の問題もありません。腹式だから息が続くとか、高い声が出しやすいとか、そんなことはないはずです。
ヨガだって流派によって呼吸法が違います。一つの呼吸法を妄信し拘泥することは害悪でしかなく、そもそも歌う準備としての「呼吸の練習」なんて滑稽で異常な行動なのです。
無意識にやっている「普段通りの呼吸」と現時点で可能な「最も正しい発声」で簡単な曲を歌ってください。
窮屈だろうが顎が痛かろうが直に慣れますし、そのうち声も伸びるでしょう。
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