オペラっぽく歌ってみよう

オペラは17世紀初頭、イタリアのフィレンツェで誕生したそうです。
技術を体系化した歌唱法としては世界最古のものかもしれません。
呼吸法や意識する筋肉等は、地域や系統によって様々だと思いますが。
共通点があるとしたら、たぶん「喉を開く」でしょうか。
響き渡る声で力強く歌うためには、しっかり喉が開けていることが絶対条件です。
つまり「正しい発声」の習熟度を測るには適した歌唱法なのです。

とはいえオペラとポップスではかなり歌い方が違います。
ポップス歌手がいきなり本式のオペラを歌うのは無理ですし、オペラ歌手の微妙なポップスを多くの人が耳にしたことがあると思います。
カラオケが趣味の一般人がオペラに特化してしまうと、声のバランスを崩してしまう危険性もあります。
あくまで「オペラっぽい」です。オペラもどきです。
喉をばっちり開いて、なんとなく雰囲気が出ていればオッケーです。

Giacomo Puccini/Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)



イタリア語なんて英語以上にわかりません。
歌詞なんて適当でいいし、全部「ラララ」でも構いません。
寝室やお風呂場で、こんな感じでオペラの真似事をしてみてください。

あなたのオペラはどんな感じでしたか?

【オペラっぽく歌えない】
喉が締まっている。喉の開きが足りない。
声帯を下方向(前下や後下)へ引けていない、引きが弱い。
呼気が弱い。声が小さい。他にも原因はたくさんです。
基礎練習に戻ってください。

【声がこもりすぎる】
喉が締まっている。軟口蓋が下がっている。
舌根が上がっている。口先で歌っている。
声帯を下方向に“だけ”強く引いている。上手く拮抗していない。

【高音で詰まる】
喉が締まっている。喉の開きが足りない。
地声で歌っている。地声成分が強すぎる。
声帯を後方向に引けていない、引きが弱い。

【高音を太く出せない】
喉が締まっている。喉の開きが足りない。
裏声で歌っている。裏声成分が強すぎる。
声帯を前上or後上に引きすぎている。
声帯を下方向に引けていない、引きが弱い。

【ビブラートがかからない】
喉が締まっている。喉の開きが足りない。
脱力が足りない。呼気のコントロールが未熟。

【息継ぎが多くなる】
喉が締まっている。喉の開きが足りない。
声門閉鎖が弱い。脱力が足りない。呼気が強すぎる。

声帯をバランスよく多方向に引っ張る。
これはミックスボイスの極意であり、オペラの基本でもあるはずです。
オペラの真似事には多くの要素が詰まっているので、バスタイムの練習曲としては悪くないと思います。
今はまともに歌えなかったとしても、そのうち雰囲気が出せるようになるはずです。
私の音源程度であればミックスボイス習熟の終着点ではなく通過点です。もしかすると中間地点かもしれません。
いつまで経ってもオペラの真似事すらできない場合は、練習法が根本的に間違っているってことでもあります。
関連記事

 Comments

Leave a comment