クセがすごい!

でもなんかクセになる。そういうアーティストって沢山いますよね。
名前を挙げるとキリがありませんが、声や歌い方に個性があってよくモノマネされる人たちです。
そういう人たちって、初期は意外とあっさり目に歌ってたりするんですよね。
ちょっとずつ個性を出してきて、それが世間に認められるとクセは段々強くなる傾向にあるのかな、と思います。

私にとっての「クセがすごい!」はオリジナル・ラブの田島貴男さんです。
鼻にかけた声と斜に構えたようなぶっきらぼうな歌い方がすごく印象的でした。
サビしか知らないんですけど、小学生の頃によく真似していた記憶があります。

オリジナル・ラブ/接吻



ちょっとやり過ぎたかな、と思ったけど……
田島さんのライブ見たらこんなもんじゃなかった。



クセがすごい! ……にも程がある!
いったい彼に、何があったのでしょうか……。
と少し心配になっていたのですが、聴いているうちにこれはこれで良いものだな、と。
心のままに歌っている感じで、ああ、これは正当進化なんだな、と勝手に得心しました。

ともあれクセの強い歌手のモノマネをするのは良い練習になります。
その人になかなか寄せられない場合は、自分に足りない要素を見つけるチャンスでもあります。

オリジナル・ラブ/接吻(テイク2)



流石にやり過ぎだろ、と思ったけど……。
聴き比べたらこんなもんじゃなかった。

オリジナル・ラブ/接吻(テイク3)



これは酷い、絶対にふざけてるだろ、と思ったけど……。
何度か聴いてるうちに……意外と悪くない? ような気がしません?
大まかに分類すればネイゾル唱法だとは思うのですが、なんか暖かみがあるというか……。
キモ声なりに味がありますよね? ありません?
私はこれ聴いた後に最初のを聴くとなんだかつまらないというか、物足りない感じがしました。

関連記事:「歌唱法解説:ネイゾルミックス
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無くて七癖。自分が気にしている、あるいは他人に指摘される「悪癖」こそが大切な「個性」やもしれません。
ですがプロアーティストの「クセ」は基礎歌唱力を備えたうえでの「個性」です。
コントロールできない「悪癖」は「個性」ではなく「障害」です。
初心者の皆さんはそこらへんを勘違いしないようにしてください。

岡村靖幸/どぉなっちゃってんだよ

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