怪しいボイストレーナー(NGワード)

個人的に違和感を覚える……というか。
違和感のあるボイストレーナーがよく使う言葉です。

【正しい発声なら思い通りに何時間でも歌える】


その人の喉が頑丈なだけ、あるいはしょぼい声で歌っているだけではないでしょうか。
発声の仕組みというか、人間の身体というものを理解していないように思えます。

【口角を上げて】


喉がきちんと開いていれば口角を上げる必要はありません。
無理に笑顔を作ると、頬や顎の筋肉が緊張してしまうので発声に悪影響が出る場合があります。
正しい発声を心がけるなら、なるべく自然な表情で歌ってください。

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【お腹に力を入れて】


俗に言う「腹から声を出す」を勘違いしている人です。
ドイツオペラでも専行しているのでなければ無駄な力みや内臓疾患に繋がります。
腹筋を固める=喉を固める、みたいな感じで喉締めのトリガーになっているケースが多いです。
お腹に力を入れるから高音が出るのではなく、締め上げた喉に強い腹圧をかけて高音を出しているのではないでしょうか。
横隔膜云々も同様です。歌唱中は腹筋なんて意識せずに「喉周りの感覚」や「声の響き」に集中してください。

【腹式呼吸!】


声楽の一部の凝り固まった常識がポップス全般にも通用すると思い込んでいる人です。
生徒に呼吸を強く意識させた時点で、腹式呼吸定着のハードルはグンと上がってしまいます。
こういうボイストレーナーは存在自体が害悪です。初心者も中級者も回れ右です。

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【鼻腔共鳴!】


腹式呼吸絶対主義と同様に、結果と要因を勘違いしているタイプ。
正しい発声ができているからこそ「なんとなく」鼻腔共鳴を感じられるわけで、初めから鼻腔共鳴を強く意識しても正しい発声になるわけではないです。
初心者にはむしろ悪手で、その意識を続けると鼻声ミックスや志村ミックスへまっしぐらです。
そして多くの場合はボイストレーナー自身が鼻声ミックスや志村ミックスの使い手だったりします。

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【喉仏!】


声帯を引く筋肉を良い感じに拮抗させれば喉仏はほぼ定位置に収まります。
例え喉仏が上がっていても、下側の発声筋群が頑張っていれば特に問題はありません。
中級者以上であれば実感できると思いますが、初心者にとっては「声帯を伸展させるな」と注意されているようなものです。

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【インチキボイストレーナーの台詞集】


「時間はかかるかもしれない」
訳:君は才能ないけど辞めないでね。

「前よりも良くなってる」
訳:全然変わってないけど辞めないでね。

「僕だって初めから上手かったわけじゃないよ」
訳:それでも君の百倍は上手かったけどね。

「僕なんてクラスで一番声が低かったし」
訳:声変わりが早かっただけだけどね。

「もっと感情を込めて」
訳:どうして君はそんなに下手なの? 僕にはわからないよ。

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みなさん、インチキボイストレーナーには気をつけてくださいね。
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