女声:地声アプローチ
- CATEGORYボイストレーニング
中途半端は悔しいので、ちょっと真面目にやってみました。
女声歴三日なのでクオリティには目をつぶってください。
両声類?
喉仏を強引に上げただけなんですけど、声の低い女性に聞こえません?
私は人の声を響きで判断しているところが大きいので、自分で聞いても自分には聞こえません。
ただ聞き慣れていないってだけかもしれませんけどね。
上げ方というより消し方です。
次のサンプルのように喉仏を「後上」に強く引いてください。
なんか「それっぽい声」が出ちゃったので音量には気をつけてください。
A.裏声練習(クリア)
B.裏声練習(クランチ)
くぐもって聞こえるところで口を閉じて強く後上へ引き込んでいます。
3分もやっていれば男性には未踏の空間まで入っていると思われます。
滑舌が怪しくなるほどは入れない方がいいです。危険だし不自然に聞こえます。
ちなみにBのように「フガッ」となる原因はチェスト成分が軽く入ってしまっているからです。
裏声を間違っているとも言えますが……まあ本筋とは関係ないですね。
この程度なら実際の女性にもいるので、特に気にしないでいいでしょう。
喉仏をキープできたら、あとは「女性的な響き」をなるべく維持すること。
倍音とかフォルマントとかそこらへんのお話です。
ヘッドとチェストの響きの違い
大まかにヘッドは上方――女性成分、チェストは下方――男性成分と思ってください。
これが聴き取れなくても、自分の声がはっきりと判別できていれば問題ないです。
声の高さと演技力さえあれば無視できる要素かもしれません。
裏声を喉締めで押しつぶすのが簡単だと思います。
喉を開けて歌うのなら、基音を女性的な響きで誤魔化してしまいましょう。
男に歌われると不快な歌
冒頭でやっているように多方向から意識的に声帯を引けないと難しいです。
歌いながら一音一音「男の響き」が出ないように、舌の動きと声帯の引き方を調節していきます。
関連記事:「声帯を引く方向(喉を開く方向)」
頑張って響きを出そうとすると男になってしまいがちなので、反響のあるお風呂場等で練習した方が上手くいくかもしれません。
声の響きをしっかりと聴き取れていれば、声帯の操作もそのうち連動するのではないでしょうか。
チェストボイス(男成分)の分離ができていない人は試してみた方がいいかもしれません。
女性はミックスボイスの達人とも言えます(厳密には違う)。
ですが男性も声変わりするまでは「女」だったはずです。
オネエ系の人ってしっかりと怒鳴れる人が多いような印象があります。
いつまでも男を切り離せないのは「正しい男の使い方」を知らないからかもしれません。
関連記事:「正しいチェストボイス」
そんなわけなので女声のクオリティを上げたいのならば、チェストボイスの充実も忘れないでください。
面白半分で試してみる人は上方向にバランスを崩すといけないので、練習後には低音曲を力強く歌いましょう。
特に私なんて、たださえ低音が弱いですからね。
チェストの違和感も消えてないし……。
寺尾聰/ルビーの指輪(女声練習後)
なんでしょうか。この息が詰まるほどの低音の響き……。
もしや喉が壊れる前触れかと思ったのですが、よく考えてみれば特に不思議なことはありませんでした。
筋肉任せというか、より力強く聴こえるチェストボイスは基本的に「下り坂」だと思います。
低音になると角度が急になるので「後上」の役割が重要になるのかな、と。
今まではたぶん「前下」が強すぎて、バランスが悪かったのだと思います。
綱引きが成立せずにオッサンが女の子を引きずり回しているイメージでしょうか。
オッサンが萎縮したのか、女の子が元気を取り戻したのか……何はともあれ思わぬ収穫でした。
しかし、より男らしく歌うために女性の要素が必要だったとは……。
本当に「色々やってみる」のは大切ですね。
追記:
女声歴300日以上(実質60日くらい?)
地声アプローチ
地声アプローチ歌唱
関連記事:「声パス」
関連記事:「女声補足(ミックスボイスアプローチ)」
女声歴三日なのでクオリティには目をつぶってください。
両声類?
喉仏を強引に上げただけなんですけど、声の低い女性に聞こえません?
私は人の声を響きで判断しているところが大きいので、自分で聞いても自分には聞こえません。
ただ聞き慣れていないってだけかもしれませんけどね。
【女声のための喉仏の上げ方】
上げ方というより消し方です。
次のサンプルのように喉仏を「後上」に強く引いてください。
なんか「それっぽい声」が出ちゃったので音量には気をつけてください。
A.裏声練習(クリア)
B.裏声練習(クランチ)
くぐもって聞こえるところで口を閉じて強く後上へ引き込んでいます。
3分もやっていれば男性には未踏の空間まで入っていると思われます。
滑舌が怪しくなるほどは入れない方がいいです。危険だし不自然に聞こえます。
ちなみにBのように「フガッ」となる原因はチェスト成分が軽く入ってしまっているからです。
裏声を間違っているとも言えますが……まあ本筋とは関係ないですね。
この程度なら実際の女性にもいるので、特に気にしないでいいでしょう。
【女声らしい響き(フォルマント)】
喉仏をキープできたら、あとは「女性的な響き」をなるべく維持すること。
倍音とかフォルマントとかそこらへんのお話です。
ヘッドとチェストの響きの違い
大まかにヘッドは上方――女性成分、チェストは下方――男性成分と思ってください。
これが聴き取れなくても、自分の声がはっきりと判別できていれば問題ないです。
声の高さと演技力さえあれば無視できる要素かもしれません。
【女声で歌う方法】
裏声を喉締めで押しつぶすのが簡単だと思います。
喉を開けて歌うのなら、基音を女性的な響きで誤魔化してしまいましょう。
男に歌われると不快な歌
冒頭でやっているように多方向から意識的に声帯を引けないと難しいです。
歌いながら一音一音「男の響き」が出ないように、舌の動きと声帯の引き方を調節していきます。
関連記事:「声帯を引く方向(喉を開く方向)」
頑張って響きを出そうとすると男になってしまいがちなので、反響のあるお風呂場等で練習した方が上手くいくかもしれません。
声の響きをしっかりと聴き取れていれば、声帯の操作もそのうち連動するのではないでしょうか。
チェストボイス(男成分)の分離ができていない人は試してみた方がいいかもしれません。
女性はミックスボイスの達人とも言えます(厳密には違う)。
ですが男性も声変わりするまでは「女」だったはずです。
オネエ系の人ってしっかりと怒鳴れる人が多いような印象があります。
いつまでも男を切り離せないのは「正しい男の使い方」を知らないからかもしれません。
関連記事:「正しいチェストボイス」
そんなわけなので女声のクオリティを上げたいのならば、チェストボイスの充実も忘れないでください。
面白半分で試してみる人は上方向にバランスを崩すといけないので、練習後には低音曲を力強く歌いましょう。
特に私なんて、たださえ低音が弱いですからね。
チェストの違和感も消えてないし……。
寺尾聰/ルビーの指輪(女声練習後)
なんでしょうか。この息が詰まるほどの低音の響き……。
もしや喉が壊れる前触れかと思ったのですが、よく考えてみれば特に不思議なことはありませんでした。
筋肉任せというか、より力強く聴こえるチェストボイスは基本的に「下り坂」だと思います。
低音になると角度が急になるので「後上」の役割が重要になるのかな、と。
今まではたぶん「前下」が強すぎて、バランスが悪かったのだと思います。
綱引きが成立せずにオッサンが女の子を引きずり回しているイメージでしょうか。
オッサンが萎縮したのか、女の子が元気を取り戻したのか……何はともあれ思わぬ収穫でした。
しかし、より男らしく歌うために女性の要素が必要だったとは……。
本当に「色々やってみる」のは大切ですね。
追記:
女声歴300日以上(実質60日くらい?)
地声アプローチ
地声アプローチ歌唱
関連記事:「声パス」
関連記事:「女声補足(ミックスボイスアプローチ)」