テノールとバリトンを兼ねる

テノールとバリトンの違い


高音発声時の眉毛に注目です。

下がり眉……テノール
上がり眉、平行眉……バリトン

こんな怪しい選別法はさておき、

テノールの音域……mid1C(C3)~hiC(C5)
バリトンの音域……lowG(G2)~mid2G(G4)

音域の広さと声質の幅が充分なら、テノールとバリトンは自己申告次第だと思います。
秋川雅史さんやヨナス・カウフマンはバリトンの太さを持ったテノールなので、
明日からでもバリトンとして充分活躍できると思います。

声の太いテノールと高音が出るバリトンはどこが違うのでしょうか。
私は“似たようなもの”だと考えています。自己申告で突っ切れるのは本人たちの実力や才能のなせる業だと思います。

普通のテノール歌手が「あの曲」を朗々と歌っても、秋川さんのような迫力や重量感は出せないはずです。
テノールなのに低い、ではなく低く聴かせる声質こそが秋川さんの魅力なのです。

テノールとバリトンの違い。音域の違い。声質の違い。バランスの違い。癖の違い。
表現の違い。同じ曲を同じ人間が歌っても、声帯の引き方でこのくらいの変化が出ます。

A.千の風になって(軽め)



B.千の風になって(重め)



Aはテノール、Bがバリトンって感じでしょうか。
ちなみに日本人男性の8割以上がテノールかバリトンだと思います。

潜在的にはテノールが多いかもしれません。
高音が出ないテノールと迫力のないバリトンって感じです。
総じて声質が軽い。だからこそ「ベルカント唱法」との親和性が高いのかもしれません。

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明るくて自然で美しい声……それが良い声。それだけで良い声?
朗らかに口角を上げて……場違いな金切り声を出している人が少なくないような気がします。
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