近接効果

近接効果とは「近づくほど低音域が強調される」というマイクの集音特性です。
低音が篭るというか音に膨らみが出るので、テクニックとして使っている人も多いと思います。
分かりやすいところだと麒麟の川島さんが漫才の冒頭にやるアレです。

今さらですが、私はZOOMのH2というコンデンサータイプのレコーダーで録音しています。
ローテーブルに置いたレコーダーから唇までの距離を計ってみると40cmくらい離れていました。
曲によって仰け反ったりうずくまったりするものの、おおむねこれが普段録音しているマイクとの距離だと思います。
そこから徐々に近づけて、近接効果を体感してみます。

麒麟です



声量はなるべく同じ。至近距離で5cmくらい。
個人的には三回目の「麒麟です」から近接効果アリと判断します。
カラオケで使うような単一指向性マイク(ダイナミック型)だと近接効果はこれよりも顕著に現われます。
一般的に低音では声量が落ちます。声量が落ちるからマイクに近づきます。
お誂え向きに低音成分を補強するテクニックともいえますが……まあ、普通に誤魔化しですよね。
低音の響きをマイクに頼っている状態なので、その自覚がなければ成長はないです。
高音でマイクを離す人は、高音の距離のままでも低音がマイクに乗るかどうかを試してみてください。

なんでこの人、マイク食べてるの?

発声が整ってくると一般人とは比較にならないほどの声量が出せるようになると思います。
高音の距離で低音を歌えるし、高音になればマイクは不要です。
衛生的な問題もありますし、マイクに口付けをするなんてあり得ません。
そう、私はカラオケだと嫌味なくらいにマイクを離す人間なのです。
なので近接効果に関する私の意見は、あまり参考にしない方が良いかもしれません。
ちなみにオペラ歌手の声量はポップス歌手の10倍くらいあるそうです。まさに桁違いですね。

声量が上がったならマイクを離しましょう。
声量を上げたいならマイクを置きましょう。
低音、中音、高音に限らずです。
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 Comments

ゆうくんパパ  

最近喉締めだった頃から改善して喉を開けたら、とたんに採点の項目の抑揚がつかなくなりました。
今回の記事のように離すと抑揚がつくようになったので そういう事だったのですね!

2018/02/13 (Tue) 23:33 | REPLY |   

サモエド  

返信

>ゆうくんパパさん

そういうことです。
正しい発声で声量が上がると、声が外に広がるので自分では気がつかない場合もあります。

2018/02/14 (Wed) 00:36 | REPLY |   

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