張り上げと和解せよ

悪い発声の見本とされる「張り上げ」ですが、きちんとコントロールできているなら強力な武器となり得ます。
以前にも書きましたが「張り上げでしか」歌えないのが問題なのです。
喉締めやハイラリもそうです。自分で制御できているのなら立派なテクニックです。
これらの「悪要素」を過度に避けるのが、個性も魅力もない量産型ボーカリストの特徴でもあると思います。

地声感!
パワフルさ!
ダイナミックさ!

歌声にそういう要素が欲しいときには、恐れずに必要な分だけ正しく張り上げてください。
張り上げても迫力が足りない場合は「張り上げ力」を鍛えてください。
おおよそ閉鎖筋群と地声筋群を強化する方向性だと思います。
これもコツなんてありません。コツコツと地道に鍛えてください。
人によっては修羅の道、果てしない男坂になるかもしれませんが……。
一つだけ、これさえ覚えていれば、いつかたどり着けるはずです。

正しい張り上げは声が上擦らない!

Mr.Children/innocent world



腹式ドヤ声歌唱の極致。尾崎紀世彦さんが歌っていたバージョンです。
張り上げを蛇蝎のごとく嫌っている人にこんな歌い方は絶対できません。
張り上げを認めてください。受け入れてください。愛してください。
愛するために基本を固めて、脱力を習得してください。
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 Comments

おとうふ  

ヒッパレのときのやつですね。懐かしい(笑)

最近喉締めになってしまう原因は、息が強すぎることだということがわかってきました。
家では脱力して歌えても、カラオケではBGMに負けないようにと息を増やし声帯が傷つくのループ。
地道に練習していきます。

2018/02/17 (Sat) 15:04 | REPLY |   

サモエド  

返信

>おとうふさん

喉締めと呼気の強弱はそこまで関係ないはずです。
呼吸筋の緊張と連動して喉が締まっているのかもしれません。

>カラオケではBGMに負けないように

この意識もあまり良くないです。
マイクを上げるかBGMを下げてください。
正しい声門閉鎖が身につかない限り、カラオケの機械には勝てません。

2018/02/17 (Sat) 15:48 | REPLY |   

おとうふ  

いつもアドバイスありがとうございます。

二時間くらい歌っていると、自分でもビックリするくらい楽に高音が出せるようになる時があるのですが、いつも歌い初めはあのように喉に力が入ってしまいます。
なぜ歌いやすくなるのかが謎で、試行錯誤しているうちにだいたい喉を痛めます。

2018/02/17 (Sat) 18:04 | REPLY |   

サモエド  

返信

>おとうふさん

>なぜ歌いやすくなるのか

喉締めを引き起こしている筋肉が疲労してくる。
歌い疲れてほどよく脱力、余計な力が入らなくなる。

考えられるとしたら、こんなところでしょうか。
二時間はちょっと長いですね。喉にも良くないと思います。

地声と裏声のバランスが悪い。
チェスト(地声筋群)とヘッド(裏声筋群)を分離・制御できていない。

この場合、ファルセットだけで歌った音源とチェストボイスだけで歌った音源を聴けば、どちらが悪さをしているか判別できるかもしれません。

2018/02/17 (Sat) 19:51 | REPLY |   

おとうふ  

しばらくカラオケに行けていませんが、今度行った際は助言いただいた音源を録音してきたいと思います。
ありがとうございます。

2018/02/17 (Sat) 22:27 | REPLY |   

サモエド  

返信

>おとうふさん

環境が原因で緊張しているのかもしれないので、カラオケじゃなくて家で録音してください。
脱力状態と少し声を張った状態を比較できれば分かりやすいはずです。

2018/02/17 (Sat) 23:23 | REPLY |   

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