目を閉じて歌ってみよう

基準がないと歌えない?


平均律、チューナー、メトロノーム、楽譜、歌詞カード、伴奏、音程バー。
これらは上手く歌うための指標であり、あなたを縛り付ける「頚木」でもあります。

裏声、声帯筋、アンザッツ、ベルカント、ミックスボイス、共鳴、呼吸法。
これら発声に関する知識も無駄な情報、ややもすると邪魔な情報ともいえます。

視覚情報、聴覚情報、記憶情報……。
情報過多だと気が散ります。ストレスが溜まります。
知らず知らずのうちに、歌に集中できなくなっているかもしれません。

何が正解で何が間違いかわからない!

そんなときは目を閉じて、自分の声だけを聴きましょう。
ア・カペラ。完全なる独唱です。好きな曲を思うがままに歌ってみてください。
歌詞が思い浮かばなければ適当に流して、音程やリズムよりも声の響きに集中しましょう。

どうですか? 自由に歌えましたか?
思うがまま自由に歌うって、意外と難しいと思います。

自由とは「不安」なものです。
だから多くの人は「自由」を恐れる傾向があります。
規定やルールがないと不安で不安で仕方がない。
自ら鎖と足枷を求めてしまうのです。

A.玉置浩二/田園



これは記憶情報に邪魔される(縋ってしまう)パターンです。
エアリー(ハスキー)な歌い方を意識し過ぎて喉を過剰に開いています。
滑舌に難あり。地声を持ち上げ気味。

関連記事:「ハスキーボイスは作れる

B.玉置浩二/田園



ご本人のライブ映像と一緒に歌ったバージョンです。

「歌詞が表示されるの遅い」
「結構軽く歌ってるな」

そんな感じで気は散っていましたが、玉置さんにつられているだけBの方が上手く聴こえます。
うーん、私のレベルだとまだまだ「頚木」が必要だということですが……。

上手な人の歌声……必要。
下手な人の歌声……不要。
上手な人の感覚……必要。
下手な人の理論……不要。

こんな感じで情報を取捨選択することが大切かもしれませんね。
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