発声と滑舌

発声と滑舌


母音純化の基準にもなるので【滑舌】は大切ですが、
発声的には舌の動きや位置で「声の響きがどう変わるか」が重要なので、
個々の癖がわからない限り、文字だけで語ることはほぼ無意味、
どころか読者の誤解を招くだけでしょう。

ハキハキ クッキリ

こんな意味のアナウンサー的な「滑舌」だと、声の響きや歌唱力とはあまり関係ありません。
子音や母音をはっきりと発音しようとするほど、歌声はスタッカートに近づきます。
滑らかなレガートとはかけ離れた、硬くぎこちない素人っぽい歌い方になりがちです。

この傾向は日本語の歌だと顕著です。
洋楽しか歌わない(歌えない)ボイストレーナーは発声に問題がある場合が多いです。

関連記事:「レガート唱法:なめらかに歌う

滑舌はあまり気にしなくて良し!


有名な歌手の多くは、英語的だったり舌足らずだったりで個性的な滑舌をしています。
まあ、大体聴き取れればいいというか……聴き取れなくても別に問題はないでしょう。
私たちはニュースを朗読しているわけではなくて、歌を歌っているはずなので。

滑舌を改善する方法


滑舌の改善に必要なのは、筋力よりも器用さです。試行錯誤が大切です。
一応練習法を紹介しますが、喉のフォームが維持できないなら中止してください。
舌を鍛える、という意識では喉締めや口先発声を誘引しがちなので、
舌の経験値を上げる」みたいな意気込みで取り組んでください。

J・A・シーザー/スピラ・ミラビリス劇場



テンポを落としても息継ぎをしても大丈夫です。無理をしないようにしてください。
歌詞はあくまでも「死・再生」ですが「再生紙」が頭によぎっても仕方がないと思います。

「ソ・セイスイ」とか「セ・ソイスイ」みたいに他のパターンも適当に作ってやってみてください。
耳慣れない(存在しない)言葉ほど難しいはずです。これが経験値ってことです。
日本人はサ行が苦手な人が多いらしいので、一通り網羅できれば大丈夫なんじゃないでしょうか。
他の行にも不安がある人は「キ・カイケイ」とか「チ・タイテイ」とかでも練習すれば良いと思います。

関連記事:「サ行で息が漏れる

ちなみに私はやりません。
滑舌は悪い方だと思いますが、特に気にしてないからです。
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