発声法分析:椎名林檎(東京事変)

シンガーソングライターの椎名林檎さん。
埼玉県浦和市のご出身。身長は167cm。
幼少期からピアノとクラシックバレエを習っていたそうです。



エッジーだったりハスキーだったり、
マイルドだったりワイルドだったり、
曲やフレーズに合わせて様々に変化する歌声。

強いのは後下と前上と前下。
歌い方がガラリと変わるので「これ」ってバランスはないかも。

0:00~

前上⇔後下(+後上)。

基本、後下優位。

とりたがる 

は後上が強め。

0:24~

だって

少し媚びるようなニュアンス。
ここは後上が優位。

0:35~

後上からちょい前下。
泣きから狂気。声色の変化がわかりやすいですね。

0:55~

魔女っぽい声。
ここは前上が強い。

1:00~

後上 → 後 → 後下

後寄りの後上から深い後下まで、
ハネ、トメ、ハライみたいな軌跡。

1:15~

前下(+前上)⇔後下(+後上)。

サビは前下が優位で荒々しさが増しています。

あした【のっ】

ここのhiDはほぼ地声。
もう少し後側に任せないと、調子によっては危ないかも。

1:37~

ねー

ヘッド成分とミドル(チェスト)成分が上下に分かれている。
下側に集中すると「底引き網」みたいな引き方を感じ取れる(?)と思います。

2:03~

2番以降はずっと前下が入ってる。

2:40~

前⇔後。

前側やや優位で主要4方向がビキビキと拮抗。
表情に違和感を覚えるほどの絶妙な脱力具合です。

2:55~

んん

雄々しい。威厳すら感じる。
執行役員の相槌のようです。

きのお【のっ】

前下深めに入ったままの漢ミドル。
地声感をキープしつつも、伸展量は良い感じに稼げています。

1番のhiDとは発声バランスが違うのですが、
聴き分けるのは少し難しいかもしれません。

4:15~

脱力検定超級レベル。
色々と極まってます。
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