ソフトミックス? ハードミックス?
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柔らかいミックスボイスと硬いミックスボイス
柔らかいのは裏声寄り? 硬いのは地声寄り?
そうとは限りません。
力強く聴こえるけど裏声寄り。
よくあるタイプなので取るに足りません。
裏声ミックスを張り上げているだけです。
優しく聴こえるけど地声寄り。
こちらは貴重です。天性の声質、などと評価されている場合が多いです。
小田和正さんや草野マサムネさんみたいな「目は笑っていない」タイプの声です。
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柔らかい声。優しい声。爽やかな声。
声のイメージだけを意識してしまうと「絶妙なバランス」の再現はほぼ不可能になります。
自分の声に「力強い響き」が抜け落ちていることに気づけないからです。
A.スピッツ/空も飛べるはず
裏声アプローチにありがちなタイプ。
本人は上達過程の声だと思っているかもですが、何年歌い続けてもその過程を抜けることはできません。
ノーチェスト・ノーチャンス。コツやテクニックでは何ともなりません。
B.スピッツ/空も飛べるはず
地声アプローチで無理をしているタイプ。
地声をここまで引っ張れる人なら、コツやテクニックで何とでもなります。
C.スピッツ/空も飛べるはず
D.スピッツ/空も飛べるはず
CとDのような「狭義のミックスボイス」はAとBの間に存在します。
Aの状態で停滞している人はB系統の努力を地道に続けると、C→Dの順で獲得できるはずです。
Bの状態で停滞している人はA系統の歌い方で感覚を掴むと、CもDも同じ日に獲得できるはずです。
苦労せずにCやDのように歌える人は、こんなブログを読んでいないと思います。
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