発声要素の整理整頓

散らかっているけど「良いもの」を「いっぱい」持っている。
暗くてよく見えないけど「適当」に「手探り」で掴んでいる。
ずっとそれでやってきたけど、最近ちょっと「距離」や「場所」が変わっているような気がする。
というか……どこに何があるのか、わからなくなってきている?
あれ? なんで? 嘘でしょ?

何かの拍子で要素の位置(発声感覚)が変わってしまうとまったく対応できなくなる。
事故や悪癖や加齢等により発声筋群のバランスが変わり「天然タイプ」が上手く歌えなくなる原因だと思います。

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その人がモノマネ芸人さんだと「真面目にやってんの?」ってほど似なくなります。
モノマネが下手になった人、有名な人にも何人かいますよね。
ボイトレや音声外来に通っても無駄だと思います。
どちらかというと「脳」の問題だからです。

喉仏の位置が上か下か、CTかTAか。
そんな大雑把な分け方では解決しないのです。
原口あきまさ師匠に弟子入りして「斜め」の使い方を教えてもらってください。

関連記事:「声帯を引く方向(喉を開く方向)

できてるからいいや、で適当にやってきたツケが回ってきている状態です。
プロになるような歌ウマさんでも(ほど)地道な基礎練習の知識と経験が欠けている場合があります。
歌の神様が知らないうちに正解を選んでくれていたので、習得する機会を奪われてしまった、とも言えます。

加護を失った天然タイプが、自力で返り咲くのは容易ではありません。
やればできる。すぐにできる。今まではそうだった。
彼らは根本的に歌や発声を甘く見ているからです。

整理整頓には方法とコツがあります。
誰にでもできる単純作業ですが、正しく続けることは簡単ではありません。

私の理論や指導法は「天然ミックスの発声状態を意図的に作り出すこと」を至上目的としています。
なので調子を崩した天然ミックスさん用の練習法を提案するのは特に難しくないのですが……。

問題なのは、本人がシリアスに取り組んでくれるかどうか。
退屈でもどかしい基礎練習に耐えられるかどうか、です。
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 Comments

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青木隆治さんのデビュー当時は感動しました
悲しいことに今は誰を真似しても青木隆治さんですね
発声の枠が狭まってますよね
インタビューを聞く限り彼は天然と言うよりは努力タイプだったようなので劣化が意外でした

2018/07/02 (Mon) 20:16 | REPLY |   

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最近の若手男性歌手は、天然ミドルがヘッド域まで無理矢理持ち上げた聞き苦しい金属的な音色を多様したり、或いはライトチェストからヘッドはかりで終始ナヨナヨと気持ちの悪い声で歌う人が悪目立ちしていますが、このサイトで提唱されている引く感覚をもっと多様に用いた歌手こそが売れるべきだと思うのです。私個人としてはもっとチェストが効いたドスのある声、バリトンが激情を叫ぶ如く野太く雄々しい声の歌手がメジャーシーンで活躍してほしいところであります。

2018/07/02 (Mon) 22:19 | REPLY |   

サモエド  

返信

>>名無しさん

そんな人ばかりだと暑苦しいですけど、
歌番組に一人二人紛れてないと、ちょっと物足りないですよね。

2018/07/03 (Tue) 19:51 | REPLY |   

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