発声法分析:布施明

歌手の布施明さん。
東京都三鷹市のご出身。身長は171cm。
高校在学中、テレビのオーディション番組に合格されたそうです。



強いのは前上と後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。

0:17~

前上の位置は鼻の下辺り。

きぃら【しぃいいい】

後下から徐々に後上へシフト。

【ひ】さしっ

「き」に近い。
後上由来の特徴。

とぉーぅっ

下→下寄りの後下。

0:25~

きぃみんがわぁらうーぅぅ

前上やや優位。
位置も眉間にかかるくらいに上がっている。

ばかだねっ

本来は前下方向の響きが強くなるはずだが、
ここでは後上の主張の方が目立つ。

0:40~

きょぉお【わぁあああ】

ここも後下から後上へシフト。
全体的にスタジオ版よりも根明な雰囲気で、下側の主張が弱めですね。

おんな【とぉおおおぅっ】

下→下寄りの後下。

本来の位置より浅いですが、
こちらの方が安定してるといえば安定しています。

ん? 本来?

本来というか、もしかするとスタジオ版の方がちょっと無理してる感じなのかもしれませんね。
前下にきっちり踏み込めずに後側にばらけてしまうみたいな印象だったので。

0:52~

このあたりは前上も後下も浅くて、全体が真ん中に寄っています。

か(な)げり

子音のN化。ここでは前上由来。

1:03~

後下優位で後上も適度に入っている。
深めで優しい歌声。

1:15~

【あー】るっく

後下→下。
音が外れたんじゃなくてこういう表現。

サビから下側にシフト。
ヘッド系のバランス良い拮抗で歌詞の聴き取りも明瞭です。
バランスが良いということは「あまりどこにも偏らない」という意味でもあるので、
メロに比べると少し退屈に感じている人もいるかもしれません。

しかし、それは布施さんの計算通り(?)。

1:31~

hiAのロングトーンでカタルシスの解放。
一番の聴かせどころで【喉を鳴らす】。

前上(+真ん中)⇔後下(+後上)。

喉(真ん中)でガナってから後側に伸展していくイメージです。

ひゃーお

hihiD。
前上⇔それ以外。
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