歌唱法解説:イキリ黒人唱法(ゴスペルもどき)

悲しみや絶望を乗り越えて、
人生は希望で満ち溢れています、
さあ、あなたも! みたいな、

私そういう歌い方、大嫌いなんです。
聴いてると虫唾が走るんです。

が、

好きと嫌いだけでは声のバランスが偏ってしまうので、
発声の恥はかき捨てということにして、イキリ黒人に寄せてみました。

なんか黒人が歌ってそうな日本の曲



珍しく立ち上がって、胸を大きく広げて、
薄く笑みを浮かべて、ほんの少しだけ上を向いて、

「ああ、こんな感じかも」

でもこの発声のままhiC以上は厳しいかな、とか思ってたらhiDを連発してました。
久しぶりに動かしていない「筋繊維」を見つけた。たぶんそういうことなんだと思います。



Hey, What's Up Bro?

ハイノートを太く出したい?

It’s a breeze! そんなのラクショーだよ!

誰かの真似じゃなくてさ、Broにしか出せない最高の声でさ!

ソウルフルに歌えばいいんだよ!



元々そういう歌い方してる人は「そういう教え方」になります。
本場仕込みとかハリウッド式とか、それ系の宣伝文句にうんざりしている人も多いのではないでしょうか。

サンプル音源程度で良ければ、きちんと段階を踏めば日本人でも習得できます。

がしかし、しょせんは似非です。
日本人が歌ってるのはあくまで偽物、ゴスペルもどき。
文化とか魂が違うので、この点を絶対に忘れてはいけません。

男も女もプロもアマも「変な鼻声」を口の中でくぐもらせてるだけ。
声の響きも雰囲気も黒人さんとは全然違うのに、彼らみたいなドヤ顔決めちゃうと……。

演歌を歌ってる黒人さんって、なんとなく照れ臭そうじゃないですか?
日本人ならその謙虚さを見習うべきだと思います。

楽しそうに歌うのは構いません。ドヤ感をなるべく抑えて欲しいのです。
それが肝心の「イキリ黒人要素」に繋がっていたりもします。

坂本九/上を向いて歩こう(脱力)



こんな感じに歌えるようになるまでは「下向いてた方が良いですよ」って意味です。
というか一人【ぽっち】なんですね。一人ぽっち、なんて普通言わないので歌いにくいです。

ぼ と ぽ。

濁点と半濁点の違いだけでも、その後のフレーズまで大きく歌い方が変わってきたりします。
低くも高くもない音域の曲を、日本人の発声で歌ってるだけでも色々な発見があるのです。



Hey bro!

日本語の曲を歌ってくれよ!

演歌は日本のソウルなんだろ?



意識が高いばかりで腹が据わってない。
自分が何者なのか知らないから「魂」が入らない。

ソウルやゴスペルの成り立ちを知っていれば、演歌の一曲くらい覚えてみようか、
って気にはならないですかね?
関連記事

 Comments

Leave a comment