発声法分析:松田聖子

昭和を代表するトップアイドル、松田聖子さん。
福岡県久留米市のご出身。家系を辿れば柳川藩家老格。
世が世なら、マジモンのお姫さまですね。

あどけないルックスにハスキーボイス……。
橋本環奈さんと同じく、九州(福岡?)の教育事情が関係しているかもしれません。

関連記事:「発声法分析:KENTA(WANIMA)

ちなみに、うちの妹もほんのりハスキーボイスです。
ハスキー(甘め)だけど私の声をかき消してしまう大声量。

男と女。大人と中学生(当時)。

あれ? どゆこと?

今思うと「チェストが足りない」です。



松田聖子さんの歌声は「キャンディボイス」と表現されていたそうです。
甘酸っぱくて清涼感あふれる「ラズベリーミント味」って印象です。

メロは浅めの前下。

走り出した船の後

ここの高音部分は「前⇔後」に引っ張っています。
綺麗に拮抗しているので声の響きも豊かです。

つばめが飛ぶ

から深い前下。少しビターな部分が見え隠れしてる感じかも。
ハスキーだから軽やかに聴こえるのですが、芯はかなり太めです。

この時期限定かもしれませんが、強いのは明らかに「前下」だと思います。
しゃくりまで前下で処理してたりするので、忠実にモノマネするのは相当難易度が高いはずです。

ぶりっ子なのに前下タイプ?

私には全然「ぶりっ子」に聴こえません。
お高くとまったお嬢さま、とも違う。
お転婆なお姫さま、でもない。

しっかり者の優等生……。

誰にも分け隔てなく優しいから、クラスの男子たちを勘違いさせる……。

けど【組長の娘】って感じです。


前下。押した声。
主張が強くて、周囲に埋もれない声。
これは声優さんだと「正統派ヒロイン」の要素でもあります。

聖子さんの「絶対ヒロイン力」に嫉妬した他の女子たちが、
ぶりっ子なんて的外れなレッテルを貼っていたのかもしれません。
二昔前くらいの作品によくある展開だと思います。



――俺が守護らねばならぬ(親衛隊結成)


ちなみに男性声優の主人公は「前下以外」が多いみたいです。
いわゆる「イケボ」はヘッドボイスがメインになっているからだと思います。
あるいはヒロインを引き立たせるために“スキマ”を空けているか……。

男の声を重視してもあまり意味ないですからね。
主人公には目と声がないのが普通ですから(?)。

関連記事:「ハスキーボイスは作れる
関連記事:「歌唱法解説:ヒーカップ唱法
関連記事:「正しいチェストボイス
関連記事