発声法分析:チャド・クルーガー(Nickelback)

Chad Kroeger(チャド・クルーガー)。
カナダのロックバンドNickelback(ニッケルバック)のボーカル・ギター担当。

個人的にはAvril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)の旦那さん、ってイメージが強いんですけど、
2015年、もう4年も前に破局していたそうですね。



うーん……。
これまた微妙なガナリ声、というか「仮声帯を使った特殊な裏声」ですね。
ガナってない声はわりと喉声に近くて、コントラストがくっきりついてます。

強いのは「後上」とか「後」に聴こえます。
鼻先から張り上げているようにも見えますが、呼気のロスはあまりなさそう。
後系を強めに入れたまま「前」とか「前上」に踏み込んでいく感じでしょうか。
ガナり続けても喉を痛めないように保険がかかっている感じかもしれません。

冒頭の歌詞は

How the hell'd we wind up like this

なんですけど、明らかに「ハ」の前に「オ」が入ってますよね。
オハーッで始まってる。

ハスキー系の歌手って地声感覚の人が多いと思うのですが、
こういう小細工してるってことは、チャド・クルーガーのは作り声だったり裏声感覚だったりするかもしれません。

オを入れない → オを入れる



呼気を抑えるとか、喉仏をなるべく低めにキープするとか。
そんな効果を狙ってでしょうか。単にそういう癖かそういう気分なのかもしれませんけど。
歌い始めに毎回「あ」を無意識(!)で入れてしまう受講者さんもいましたし。

本当はこういう小細工はしない方が良いんですが……。
プロの歌手とかロックスターだと「カッコ良ければオールオッケー」みたいなとこありますからね。

Nickelback/Someday



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