発声法分析:デイビット・フェルプス(David Phelps)

日本語のwikiにはメジャーリーガーが表示されます。
世界一の歌唱力などと称されつつも、日本での知名度はいまいちみたいです。



わりと素直に歌ってる感じで、歌唱力を前面に押し出すような歌い方ではない(ドヤ感控えめ)。
良い意味でゴスペルっぽくない、って印象です。

高音でも上擦らない……というか下擦ってる。
四方向で強いのは明らかに「前下」。次に後下。

4:16~

の勇ましい顔つきを見よ!
漢の顔。戦の顔。陣太鼓を乱れ打つ張翼徳みたいな顔してます。

声帯の伸展過程としては、重めの前下を後上に引っ張り上げる。
この後上の関与は後下に繋ぐまでの最低限度に留める。

あとは一気に後下と前下にアクセルを踏み込む。
あるいは下側で堪える意識……。

セオリー通り、正しいチェストボイスを後に引いている。
発声法としては、私が紹介している基本的なものです。

でもそれは普通の人から見ると「特殊極まりない」わけで、
基本や基礎ほど重要で難しい……。
まあ、当たり前ですね。

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