発声法分析:石原慎一
- CATEGORY歌唱法解説(発声法分析)
特撮やアニメソングでお馴染みの石原慎一さん。
山梨県甲府市のご出身。俳優や声優としても活躍されているそうです。
あれ? どした?
この動画だと前上が優位に聴こえますが……私の記憶違いですかね。
石原慎一さんといえば、原口あきまささんに声が似てる(特に石橋貴明さんのモノマネ時)ってイメージ――じゃなくて!
石原慎一さんといえば、声が渋くて歌い方が超熱い。
喉が健康的な……「一般向けの山形ユキオ」ってイメージだったのですが……。
実際ガオレンジャーの仮歌を担当されていたそうですし……。
save the earth
で詰まっているので、いつもと違う発声法で歌っているのかもしれません。
あ、こっちですね。
たぶん原曲に近いのでこちらで分析を続けます。
強いのは前下と前上。
悪には容赦しない感じの絶対的なパワー。
石原さんが歌う特撮ソングは「オラオラ系のヒーロー」という印象があります。
特にこの曲は、
待ってろよ 生きてろよ
上から目線だけど、やたらと頼りがいがある感じ。
なんか咥えタバコで救急車運転してそう。
そんなイメージ(?)の声に寄せるには、
どうにも固体差の部分が大きいような気がしますが、
チェストの押し引き(抜き差し)や前下と前上の配分調整でそれっぽく聴かせることはできるかもしれません。
A.石原慎一/救急戦隊ゴーゴーファイブ(喉声)
融通利かなそう。冗談通じなそう。
このまま歌い続けても上達は無理そう。
そんなイメージじゃないですか?
チェストボイスはチェストボイスなのですが、
こういうのを喉声チェストボイスと呼びます。
これをそのまま上下に引き伸ばしたモノが喉声ミックスボイスです。
でもここまでガッチガチの人は珍しい……いや、そこまで珍しくはないかな?
男らしさや力強さのベクトルを間違えると“こうなっちゃうかも”という極例です。
とりあえずAの状態の人がいきなり石原さんを目指すと、
前上要素ばかりが“充実”して喉を痛める危険性が高いので、
B.石原慎一/救急戦隊ゴーゴーファイブ(正しいチェストボイス:応用)
なんとなくタバコやムスクの匂いがしませんか?
まずは……っていきなりハードルが高いんですけど、
こんな感じでチェストの押し引きを覚えてください。
聴いたまま似たような声が出せない人は正しいチェストボイス関連の記事を参考にしてみてください。
関連記事:「正しいチェストボイス」
チェストボイスをみっちり習熟させたとして、
Bのニュアンスが出せるようになったとして、
Aメロの
5つの疾風【さー】
ここで引っかかる場合は石原さんの右手の動きを参考にしてみてください。
チェストを入れたまま石原さんの右手がなぞった部分(前上あたり)を意識してみるってことです。
水木一郎さんの「ズエーット!」の指の動きとか、
歌唱時のアクションが発声のヒントになっていることって結構あります。
サビの「レスキュー」は【うレスキュー】で前に押し出す。
石原さんは最高音を軽めに出しているので、save the earthから張り上げないように注意。
hi域こそ出てきませんが、ミドル音域でチェストを強めに使うのでスタミナの消費は高めです。
ご本人も終盤はチェストが抜け気味で、最後のsave the lifeがお笑い風味になってます。
日付の前後が不明ですが、もしかすると最初の動画は調子の悪い日だったかもしれません。
カッコ良くチェストを入れて歌うためには、筋力も体力も人並み以上に必要になるかと思います。
C.石原慎一/救急戦隊ゴーゴーファイブ
いかにも歌い慣れてる風を装っていますが、歌うのは今回が初めてだったりします。
この記事で紹介している要素は、私が石原さんを参考にした部分の一部なのです。
関連記事:「漢の美学、地声ミドル」
関連記事:「発声法分析:山形ユキオ」
山梨県甲府市のご出身。俳優や声優としても活躍されているそうです。
あれ? どした?
この動画だと前上が優位に聴こえますが……私の記憶違いですかね。
石原慎一さんといえば、原口あきまささんに声が似てる(特に石橋貴明さんのモノマネ時)ってイメージ――じゃなくて!
石原慎一さんといえば、声が渋くて歌い方が超熱い。
喉が健康的な……「一般向けの山形ユキオ」ってイメージだったのですが……。
実際ガオレンジャーの仮歌を担当されていたそうですし……。
save the earth
で詰まっているので、いつもと違う発声法で歌っているのかもしれません。
あ、こっちですね。
たぶん原曲に近いのでこちらで分析を続けます。
強いのは前下と前上。
悪には容赦しない感じの絶対的なパワー。
石原さんが歌う特撮ソングは「オラオラ系のヒーロー」という印象があります。
特にこの曲は、
待ってろよ 生きてろよ
上から目線だけど、やたらと頼りがいがある感じ。
なんか咥えタバコで救急車運転してそう。
そんなイメージ(?)の声に寄せるには、
どうにも固体差の部分が大きいような気がしますが、
チェストの押し引き(抜き差し)や前下と前上の配分調整でそれっぽく聴かせることはできるかもしれません。
A.石原慎一/救急戦隊ゴーゴーファイブ(喉声)
融通利かなそう。冗談通じなそう。
このまま歌い続けても上達は無理そう。
そんなイメージじゃないですか?
チェストボイスはチェストボイスなのですが、
こういうのを喉声チェストボイスと呼びます。
これをそのまま上下に引き伸ばしたモノが喉声ミックスボイスです。
でもここまでガッチガチの人は珍しい……いや、そこまで珍しくはないかな?
男らしさや力強さのベクトルを間違えると“こうなっちゃうかも”という極例です。
とりあえずAの状態の人がいきなり石原さんを目指すと、
前上要素ばかりが“充実”して喉を痛める危険性が高いので、
B.石原慎一/救急戦隊ゴーゴーファイブ(正しいチェストボイス:応用)
なんとなくタバコやムスクの匂いがしませんか?
まずは……っていきなりハードルが高いんですけど、
こんな感じでチェストの押し引きを覚えてください。
聴いたまま似たような声が出せない人は正しいチェストボイス関連の記事を参考にしてみてください。
関連記事:「正しいチェストボイス」
チェストボイスをみっちり習熟させたとして、
Bのニュアンスが出せるようになったとして、
Aメロの
5つの疾風【さー】
ここで引っかかる場合は石原さんの右手の動きを参考にしてみてください。
チェストを入れたまま石原さんの右手がなぞった部分(前上あたり)を意識してみるってことです。
水木一郎さんの「ズエーット!」の指の動きとか、
歌唱時のアクションが発声のヒントになっていることって結構あります。
サビの「レスキュー」は【うレスキュー】で前に押し出す。
石原さんは最高音を軽めに出しているので、save the earthから張り上げないように注意。
hi域こそ出てきませんが、ミドル音域でチェストを強めに使うのでスタミナの消費は高めです。
ご本人も終盤はチェストが抜け気味で、最後のsave the lifeがお笑い風味になってます。
日付の前後が不明ですが、もしかすると最初の動画は調子の悪い日だったかもしれません。
カッコ良くチェストを入れて歌うためには、筋力も体力も人並み以上に必要になるかと思います。
C.石原慎一/救急戦隊ゴーゴーファイブ
いかにも歌い慣れてる風を装っていますが、歌うのは今回が初めてだったりします。
この記事で紹介している要素は、私が石原さんを参考にした部分の一部なのです。
関連記事:「漢の美学、地声ミドル」
関連記事:「発声法分析:山形ユキオ」