マイクを離してみよう(中級者以上)
- CATEGORYボイストレーニング
ボイトレして声量が上がったら、声を無理に抑えずにマイクを離してみましょう。
みたいな記事をわりと初期の頃に書いていたはずなんですけど、何らかのミス(?)で削除していたみたいです。
マイクとの距離感が掴めずに調子を崩す人は少なくないので、補足して書き直してみます。
まず、
私はカラオケだとマイクを嫌味なくらいに離すタイプです。
高音域や張り上げじゃなくてもデフォで離れてます。
私が上げてる音源はブレス音があまり聴こえないと思うのですが、
なるべく目立たないように意識していることもありますが、
単純にマイクから離れているという理由も大きいでしょう。
集音部から唇までの直線距離は、だいたい40センチから1メートルくらい。
距離の選択はジャンルやテーマによりけり。女声は近い、ロック系なら遠い、みたいな感じです。
どうして、そんなにマイクを離すのか……。
そうしないと困るから、ブログの指導理念に合致しないから。
マイクで録っていますが、マイクは使っていないのです。
ウィスパーボイスも全然囁き声の音量ではなかったりします。
A.米津玄師/LOSER
マイクとの距離はたぶん60センチくらい。
ポップス用(?)のいつもの距離。
歌唱法解説で使った音源です。
B.米津玄師/LOSER
マイクとの距離は約30センチ。
これでも近いとは言えないのでブレス音は目立ちませんね。
ヘッド系で軽妙かつダルそうに歌う。
AとBは同じ歌い方……って言ってもピンときませんよね?
Aの音量を上げてもBにはなりませんからね……。
Bは聴き方によっては全部チェストで歌っているように聴こえるかも。
こんな感じで、近づきすぎると全貌がわからない……というか、
私の声を普通の人の距離で録音すると初心者には伸展方向の聴き取りがほぼ不可能となってしまうのです。
いわゆる声量に関しては“天性”の部分が大きいかもしれないので、
マイクに接近してもAくらいの人が、無理してBに寄せると喉を痛めてしまう危険性もありますし……。
うーん……。
ここには近接効果とかが微妙に関わってくるんですが、
勘違いしちゃうと色々ヤバイから詳細な説明は文字ではやりません。
耳をつんざくハイトーン(30センチ:音量にマジで注意!)
マイクが「集音する」という役目を半ば放棄している。
爆心地に近いから耳がキーンってなる状態って覚えておけばオッケーです。
とにかくいつもの調子で歌ってこうなってしまったら「マイクを離してみよう」ってことです。
喉の機能が覚醒(回復)する度に、段階的(もしくは飛躍的)に声量が上がっていきます。
それは周囲に指摘されるまで気づかなかったり、録音時やカラオケ歌唱時の「違和感」として現われることもあります。
いつもと同じように歌っているはずなのに声が割れている。機械採点の「抑揚」が付きづらくなる。
耳は後から追いつくので、このギャップに悩まされる人は結構います。
まあ、目指す方向性によっては嬉しい悩みなんですけどね。
ギャップを解決するためには、とりあえずマイクを離して歌ってみてください。
マイクを離しても解決しない場合は……。
声量を抑えた方が良い場合と方向性を間違えている場合が考えられます。
この判定は少し難しいので、できればレッスンか無料相談を受けることをオススメします。
関連記事:「無料相談」
関連記事:「声量の概念を疑ってみよう」
関連記事:「歌唱時の呼吸:ブレスについて」
みたいな記事をわりと初期の頃に書いていたはずなんですけど、何らかのミス(?)で削除していたみたいです。
マイクとの距離感が掴めずに調子を崩す人は少なくないので、補足して書き直してみます。
まず、
私はカラオケだとマイクを嫌味なくらいに離すタイプです。
高音域や張り上げじゃなくてもデフォで離れてます。
私が上げてる音源はブレス音があまり聴こえないと思うのですが、
なるべく目立たないように意識していることもありますが、
単純にマイクから離れているという理由も大きいでしょう。
集音部から唇までの直線距離は、だいたい40センチから1メートルくらい。
距離の選択はジャンルやテーマによりけり。女声は近い、ロック系なら遠い、みたいな感じです。
どうして、そんなにマイクを離すのか……。
そうしないと困るから、ブログの指導理念に合致しないから。
マイクで録っていますが、マイクは使っていないのです。
ウィスパーボイスも全然囁き声の音量ではなかったりします。
A.米津玄師/LOSER
マイクとの距離はたぶん60センチくらい。
ポップス用(?)のいつもの距離。
歌唱法解説で使った音源です。
B.米津玄師/LOSER
マイクとの距離は約30センチ。
これでも近いとは言えないのでブレス音は目立ちませんね。
ヘッド系で軽妙かつダルそうに歌う。
AとBは同じ歌い方……って言ってもピンときませんよね?
Aの音量を上げてもBにはなりませんからね……。
Bは聴き方によっては全部チェストで歌っているように聴こえるかも。
こんな感じで、近づきすぎると全貌がわからない……というか、
私の声を普通の人の距離で録音すると初心者には伸展方向の聴き取りがほぼ不可能となってしまうのです。
いわゆる声量に関しては“天性”の部分が大きいかもしれないので、
マイクに接近してもAくらいの人が、無理してBに寄せると喉を痛めてしまう危険性もありますし……。
うーん……。
ここには近接効果とかが微妙に関わってくるんですが、
勘違いしちゃうと色々ヤバイから詳細な説明は文字ではやりません。
耳をつんざくハイトーン(30センチ:音量にマジで注意!)
マイクが「集音する」という役目を半ば放棄している。
爆心地に近いから耳がキーンってなる状態って覚えておけばオッケーです。
とにかくいつもの調子で歌ってこうなってしまったら「マイクを離してみよう」ってことです。
喉の機能が覚醒(回復)する度に、段階的(もしくは飛躍的)に声量が上がっていきます。
それは周囲に指摘されるまで気づかなかったり、録音時やカラオケ歌唱時の「違和感」として現われることもあります。
いつもと同じように歌っているはずなのに声が割れている。機械採点の「抑揚」が付きづらくなる。
耳は後から追いつくので、このギャップに悩まされる人は結構います。
まあ、目指す方向性によっては嬉しい悩みなんですけどね。
ギャップを解決するためには、とりあえずマイクを離して歌ってみてください。
マイクを離しても解決しない場合は……。
声量を抑えた方が良い場合と方向性を間違えている場合が考えられます。
この判定は少し難しいので、できればレッスンか無料相談を受けることをオススメします。
関連記事:「無料相談」
関連記事:「声量の概念を疑ってみよう」
関連記事:「歌唱時の呼吸:ブレスについて」