発声法分析:野田洋次郎(RADWIMPS)

RADWIMPSのボーカル・ギター担当の野田洋次郎さん。
東京都のご出身。幼少期はアメリカで暮らしていたそうです。



鼻に抜けるような、外見に比べるとやや幼い声質。
わりと癖があるけど、米津さん系のいわゆる「売れる癖」ですね。
各発声筋群の連携がスムーズで、必要なところ以外はしっかりと脱力できている。
しゃべり声は岡村靖幸さんとか大槻ケンヂさんに少し似てるかな……。

強いのは前上と後下と後上。伸展力が高く声帯を薄く使っている。
前上は鼻先くらいで半固定、後下と後上の配分が変わっていく感じ?
後上の動きは補助的で、喉仏を高めにキープするのが役目になっているかもしれません。

ふわふわしてるけど安定感がある。
柔らかそうだけど骨組みはしっかりしている。

ちょっと不思議で魅力的な歌声。
様々なジャンルを歌いこなせそうなポテンシャルを感じます。

関連記事:「声を軽くしたいなら「ギャップ」を気にしよう
関連記事:「鼻先で歌ってみよう
関連記事