発声法分析:玉置浩二

プロが認める「日本一歌が上手い歌手」として知られる玉置浩二さん。
北海道旭川市のご出身。ロックバンド「安全地帯」は中学生の頃に結成したそうです。



こちらは若い頃。

甘くせつない。シリアス感あふれるハスキーボイス。
声自体がエロいし、歌い方もねっとりしてる。
ポリネシアン(?)って感じです。

強いのは後ろ側(特に後上)と前下。
前下を後ろ側にゆっくり(じっとり)と引っ張っていく感じ。

声帯をきっちりと伸展させているから独特の響きが出ているのであって、
安易に息の量を増やしても似たような雰囲気にはならないと思います。

1:15~

ただ駆け抜けるだけ

かっ(上寄りの後上)けー(後上優位の後)

突き抜けるような高音が素晴らしいですね。
ほぼイッてるというか、絶頂感があります。

2:15~

またみせられるだけ

みっ(前下)せー(後下優位の後)

ここは地声っぽく出そう、みたいな意識ではなくて、
たぶん「かっけー」と「みっせー」では発声の癖が違うだけ……かな?



こちらは2016年。

wiki見ると色々あったみたいですけど、仙人みたいな見た目になってますね。

これが「日本一歌が上手い状態」なんでしょうか。
若い頃に比べると喉の使い方が上側(後上付近)に縮こまっているように聴こえます。
それに伴いスケール感もそれなりにって印象ですね。

ミニチュア玉置? デフォルメ浩二?
抑揚付けすぎてちょっと鬱陶しいレベルかも。
こっちだったら「玉置浩二のモノマネ」できる人が結構いるかも。

かけーっ(上らへん)

か“っ”け

小さい「っ」が抜けてる。
筋群を細かく使い分けなくなってる。

若い頃の女性的な色気を感じない。
入れ歯のおじいさんが叫んでるみたい。

年齢を考えれば仕方がないのかもしれませんけど……。
というか、私に芸術を理解する素養がないだけだと思いますけどね。

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