発声法分析:宮本浩次(エレファントカシマシ)

エレファントカシマシのボーカリスト兼ギタリスト、宮本浩次(みやもと ひろじ)さん。
東京都は赤羽のご出身。小学生の頃にNHK東京児童合唱団に所属していたそうです。
大学生時代レコードショップのアルバイトで「お客さんが来る度に髪をぐしゃぐしゃにする」という理由で解雇されたそうです。
他にも興味深いエピソードが多いのでwikiを読んでみてください。



力強くて真っ直ぐな歌い方。
絶妙にコントロールされた怒鳴り声。
限度を知り尽くしている人の張り上げ。

強いのは前下と前上と後上だと思いますが、
基本は前側(前下優位)⇔後側(後上優位)のバランスで、
ハイトーンやシャウトのときに前上(ヘッド系)の関与が大きくなる感じですかね。
前上が優位になってるところは目を閉じてるのでわかりやすいと思います。

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この曲に関してはそこまでの“差”はないようですが、
宮本浩次さんはスタジオとテレビとライブで歌い方が結構違っている場合があります。

喉の負担の大きさ……スタジオ>>>テレビ>>ライブ

スタジオ録音でやっているのにライブではやらない(再現しない)部分は真似しない方が良いです。
これは宮本さんに限った話ではありませんけどね。

A.エレファントカシマシ/悲しみの果て(地声ミドル)



B.エレファントカシマシ/悲しみの果て(張り上げニュアンス)



個人的には「A+近接効果」でちょうど良いくらいだと思うんですけど、
物足りない人はBくらいまで攻めてみても……いや、ちょっと危ないかな。

弊ブログの読者さんには宮本さんに憧れている人がいるかもしれませんが、
本気で宮本さんみたいに歌いたい人には「宮本さんのモノマネ」は推奨しません。
根本的な方向性から間違えていると恐ろしい速度で取り返しのつかない状態まで驀進してしまうからです。



こちらは秦基博さんバージョン。
秦さんも宮本浩次さんに憧れているそうです。

裏声アプローチというかチェストの張り下げに聴こえますが、
これはこれで素晴らしいですよね。

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