発声法分析:草野マサムネ(スピッツ)

スピッツのボーカリスト兼ギタリスト、草野マサムネさん。
福岡県福岡市のご出身。花粉症とアレルギー性鼻炎らしいです。

もう30年以上活動されているみたいですけど、年代別に分ける必要はないですね。
ポップスの発声に関しては、ほとんど現人神のレベルだと思うので。



クリアでスモーキー。
煙水晶のような独特の透明感。

飾り気がない。時としてぶっきらぼうに聴こえる歌い方だけど、
統一感のある涼しげな声質で「優しさ」や「爽やかさ」が強調されがち。

基本は「前⇔後」だけど、強いのは下側、特に前下。
音域が上がると、前下が深くなったり広くなったり、前下付近をジグザグに付け足したり。
前下が強いというより、使い方が巧み(匠)って感じです。

脱力系(無駄な力が入ってない)ミックスボイスの極地。
歌っている表情を見てください。ほぼ真顔ですよね。

関連記事:「顔で歌う(目で歌う)

喉周りの機能を目覚めさせて、発声バランスを整えるために、
色々やってみることを、色んな歌い方を試してみることを推奨しています。

なので、私から「禁止」はしませんが、
一応注意(警告)はしてます。

草野さんに憧れている人はわりと多いのですが、
スピッツの曲に挑んで、調子を崩してしまう受講者さんも少なくないです。

ご本人は下側にずれてるのに、みんな上側にずれちゃいます……。

確かに不思議ですよね?
全然不思議ではないですけど、

喉も耳も育ってないんだから、そうなるに決まってんじゃん。

まだまだ時期が早い。
さすがに相手が悪い。

最初から「草野さんみたいな声の人」以外は何はなくとも基礎力の拡充。
正しいチェストボイスの習熟なくして、草野マサムネさんに寄せていくのはたぶん不可能だと思います。

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