発声法分析:小林太郎

シンガーソングライターの小林太郎さん。
静岡県浜松市のご出身。高校時代から音楽活動を続けているみたいです。



ガナリ系のロックボーカル。
強いのは前上……だけど、
後下と引っ張り合う前に、後上に触っちゃうタイプ。

ハイラリだから眉間に力が入る。
眉間に力を入れるから喉が上がる。
どちらも真なり。

0:20~

“そーの”姿見せろ

喉が詰まって、志村発声になりかけてます。

0:30~

痛み探し“て”も

前上から後下に引けばなんてことないフレーズですが、
後上が邪魔するからこんな感じでミスっちゃう。

サビからは後上の関与が弱まり、後下と比較的綺麗に拮抗してます。
若い頃の小野正利さんに近い印象ですかね。

1:00~

“なーす”てぃー

うーん。
十分カッコいいんですけど、ほぼ志村発声ですね。
喉も結構締まってるし、デーモン閣下の調子悪いときみたい。

もしかすると「歌声を歪ませよう」とする意識で「後上」に力が入っちゃってるかも。
一応歪むには歪むけどそっちはニャンちゅう方向(ヒステリー)だから、
喉に負担がかかる割りにあんまり迫力出ないんですよね。

うーん、でも……。
どちらの方向で歪ませるかは、個人の資質によるところも大きいかもしれません。
ボイトレ次第でみんながみんな、山形ユキオさんみたいな歌い方になったら怖いですもんね。

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