発声法分析:MISIA
- CATEGORY歌唱法解説(発声法分析)
5オクターブの音域を持つ女性歌手MISIAさん。
長崎県対馬市のご出身で、ご家族全員がお医者さんという家系。
MISIAというアーティスト名には「ASIAの方々にも音楽を届けたい」という想いが込められているそうです。
こちらは2001年。
力強くて瑞々しい歌声。
基本は前上(やや優位)⇔後下。
もしくは、前上⇔後下⇔後上。
高音域で後上が自由に跳ね回っている感じ。
煽りや「セイッ!」も元気溌剌で、どこか小悪魔的。
これ系の女性歌手にしては“声が可愛い”。
ゴスペルや黒人ボイストレーナーの影響は、
良い意味で限定的だと思います。
こちらは2019年。
冒頭のホイッスルから後下方向へのシフト(偏重)が見られます。
基本は前上⇔後下(優位)。
もしくは前上⇔後下⇔下。
もっと黒く! もっと太く!
みたいな歌声を追求しているのでしょうか。
声帯の伸展をある程度抑えて、張り上げていく方向になってるかな?
パワーは上がってるように聴こえますが、キーが下がってますね。
雨上がりの道を 傘さして歩いた
なんか、しっとり歌いすぎ。
この曲って、もっと楽しい雰囲気の曲だと思うのですが、
1:10~
慣れてしまって
こういうハイトーンも違和感あります。
ちょっと泣きすぎ。声を下側でこもらせすぎ。
我慢(後下)とか悲嘆(下)の成分が目立ってて“演歌”に近づいちゃってるかも。
ゴスペル風のPushをやるなら前下方向に踏み込めば調度良さそうだけど、
ご本人の気質的に難しいのかもしれませんね。
でもバラード系の曲なら今のバランスの方が合ってるかも?
めちゃくちゃ上手だし、発声も素晴らしい。
情感豊かに歌い上げていて、とても感動的なんでしょうけれど……。
私はやっぱり、若い頃の歌い方が好きみたいです。
長崎県対馬市のご出身で、ご家族全員がお医者さんという家系。
MISIAというアーティスト名には「ASIAの方々にも音楽を届けたい」という想いが込められているそうです。
こちらは2001年。
力強くて瑞々しい歌声。
基本は前上(やや優位)⇔後下。
もしくは、前上⇔後下⇔後上。
高音域で後上が自由に跳ね回っている感じ。
煽りや「セイッ!」も元気溌剌で、どこか小悪魔的。
これ系の女性歌手にしては“声が可愛い”。
ゴスペルや黒人ボイストレーナーの影響は、
良い意味で限定的だと思います。
こちらは2019年。
冒頭のホイッスルから後下方向へのシフト(偏重)が見られます。
基本は前上⇔後下(優位)。
もしくは前上⇔後下⇔下。
もっと黒く! もっと太く!
みたいな歌声を追求しているのでしょうか。
声帯の伸展をある程度抑えて、張り上げていく方向になってるかな?
パワーは上がってるように聴こえますが、キーが下がってますね。
雨上がりの道を 傘さして歩いた
なんか、しっとり歌いすぎ。
この曲って、もっと楽しい雰囲気の曲だと思うのですが、
1:10~
慣れてしまって
こういうハイトーンも違和感あります。
ちょっと泣きすぎ。声を下側でこもらせすぎ。
我慢(後下)とか悲嘆(下)の成分が目立ってて“演歌”に近づいちゃってるかも。
ゴスペル風のPushをやるなら前下方向に踏み込めば調度良さそうだけど、
ご本人の気質的に難しいのかもしれませんね。
でもバラード系の曲なら今のバランスの方が合ってるかも?
めちゃくちゃ上手だし、発声も素晴らしい。
情感豊かに歌い上げていて、とても感動的なんでしょうけれど……。
私はやっぱり、若い頃の歌い方が好きみたいです。