発声法分析:清春(黒夢、SADS)

黒夢やSADSのボーカル清春さん。
岐阜県多治見市のご出身。高校時代からバンド活動。
DEAD ENDのMORRIEさんをリスペクトしているそうです。



こちらは1997年。
中性的な外見と、意外に男らしくセクシーな歌声。
このギャップが良い。甘くて苦い犯罪の匂いがします。

基本的には「前上(+前下)⇔後下」。
前上が終始優位ですが、前や前下を一緒に掴んでいるのでロックらしい力強い声が出ています。
歌い方の癖は強めだけど、ビジュアル系なら当たり前です。

0:20~

少年の夜に“は”

たまに鼻から後上へ抜ける。
少年の喘ぎ声みたいな声が、良いアクセントになっていると思います。

0:55~

窓のない部屋で 膝をかかえて“る(ーうぉっ!)”

ここは前上を強めに入れたまま、
下に引っ張って伸展をブレイクさせてる。

1:15~

jokeも吐き“出”せない

ここは後上に引っ張って伸展をブレイクさせてる。

たぶん拮抗をわざと壊している。感覚としてはヒーカップに近いかも。
これ系のニュアンスは喉締めで出してるわけじゃないので注意です。

1:50~

トーキョー(?)

チェスト張り下げ(前上→前下)。

こんな感じで発声の引き出しが多いので、分析してて楽しいです。

黒夢の清春さんって「なんかクネクネしてる人」ってイメージしかなかったんですが、
ちゃんと聴いてみないとわからないものですね。



こちらは2011年。

うーん? 基本的には変わってないけど、
精神状態とか関係してるんでしょうか、ちょっと前下要素が減ったかな?
全体的に声が明るくなった(棘が取れた)ように聴こえますが、

1:20~

jokeも吐き“出”せない

こことか微妙にアレな感じ。

黒夢が好きな人って「棘」とか「廃墟」とかが好きだと思うので(勝手な思い込み!)
初期のファンの皆さんは少し物足りないかもしれません。

血染めの包帯 と ステンレスの膿盆

同級生に清春さんの大ファンがいて、
彼は耳に安全ピンをいくつも刺していた(ファッション)ものだから、
地元のアウトレイジとトラブったときに……おっと、これは発声とは関係ないですね。

関連記事:「私のアンザッツは108番まであるぞ
関連記事