発声法分析:遠藤遼一(SOFT BALLET、ENDS)

SOFT BALLET(ソフトバレエ)のボーカル、遠藤遼一さん。
東京都のご出身。身長は178cm。
お父様はオペラ歌手で、声がそっくりなんだそうです。



こちらは1991年。

妖艶かつ野性的な、低めの美声。
いかにもオペラ歌手に向いてそうな声質ですが、
遠藤さんのお父さんが誰なのか気になります。

強いのは前下。前下(優位)+前上⇔上。
なんかクネクネしてるし、歌詞の隙間に「ん」が入ったりして、
わりとビジュアル系っぽい歌い方ですが、特筆すべきは「獣のようなガナリ声」ではないでしょうか。
mid2C付近からチェストを後側へ引かずに、真上に持ち上げてる感じ。

関連記事:「チェストは後に引く(プルチェスト)

2:00~

THE END OF CENTURY BOY

ここでmid2F(F4)まで。
鳩尾あたりから力任せに持ち上げてるイメージ。
hi域までは使わないし、喉のスペックが高いから無理が利くのかな、と。
ちりめんっぽい不規則なビブラートも拮抗が微妙にズレてる人の特徴かもしれません。



こちらは1993年。

冒頭の

オーラーイ!

後下に大きく開いたまま、下腹辺りから「前下らしきもの」を持ち上げてる。
一瞬ですけど「前下⇔後下」みたいな響きになってます。

後下方向の要素が増えて、声がより深く雄々しくなっています。
変化、かもしれませんが、91年の動画は少し緊張していたのかも。

1:40~

きえう【せ】るまで

スタジオ版だとmid2G(G4)までチェストを張り上げてるのですが、
ライブで再現するのはちょっと危ないのかもしれません。

私もGまで“持ち上げる”のは結構怖いので、
93年っぽいバランスで91年の曲を歌ってみました。
歌詞を間違えてるのは遠藤さんリスペクトです。

SOFT BALLET/EGO DANCE



しかしSOFT BALLET……。
今見ても、いつ見ても、アレですよね。

見た目も楽曲も超個性的。
早すぎた、という評価をよく聞きますが、
彼らに相応しい時代が、この先来るのかは疑問です。
もちろん良い意味で。

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