発声法分析:MORRIE(DEAD END)

DEAD ENDのボーカルMORRIE(モーリー)さん。
兵庫県たつの市のご出身。奥様はヴァイオリニストのHeather Paauweさん。
ビジュアル系のカリスマと呼ばれる存在だそうです。



青年と野獣? 狼に変身しかけてる青年?
珍しい、というか面白い。的確な表現が浮かばない不思議な歌声です。
日本人と外国人。二通りの発声法を巧みに使い分けている感じ。

基本は日本人。前⇔後上(優位)。
この「前」は“獣人化の予兆”ってイメージ。

要所要所で前上(強)と前下(弱)が足されて、声にディストーションがかかってる。
前下はアゴ周りの力みにほんのり反応してる感じかも。

伸展バランスが近いし、顔面骨格も少し似てるっぽいので、
ロニー・ジェイムス・ディオっぽい歌声になってますね。

一瞬だけディオになる発声?

0:35~

骨の

ホゥィネノゥ!

1:30~

木端

ゴルゥファッ!

すごい発音(発声)!
英詩にしか聴こえません。

世界観や外見だけならともかく、
この歌い方は真似しようとしても難しいかもしれません。



前上+前下⇔後(後下寄り)。
しっとり重めに歌うと確かに「元祖の風格」。
上下の範囲が狭いので少し窮屈そうですが、だからこそ伝えられるものがあるのだと思います。

MORRIEさんの後輩? ビジュアル界のフォロワーさんたちは、
こちらの歌い方に影響を受けてるっぽいですね。

関連記事:「発声法分析:hyde(L'Arc〜en〜Ciel、VAMPS)
関連記事:「発声法分析:河村隆一(LUNA SEA)
関連記事