発声法分析:織田哲郎

シンガーソングライターの織田哲郎さん。
東京都のご出身。身長は176cm。
中学時代をロンドンで過ごしたそうです。



渋めのハスキーボイス、は後天性のもので、
Wikipediaによるとスペインで強盗に喉を潰されたそうです。

相対的に強いのは下。前上(低)⇔下⇔後上。
下側優位で拮抗距離は短め。

1:30~

かわらぬ【あー】いを

高音では後上方向が強く入ってます。
後上はわりと無事な感じ。



こちらが若い頃? 事故前?
ややハスキーで爽やかな、渋めの歌声だと思います。

強いのは後下。前上⇔後下。補助に前下。
高音部は前側に力強く出ています。

この後に強盗に遭ったとすれば、
主に前側がダメージを受けているみたいです。

「もう声は元には戻りません」
「治るということはないので、この声に慣れてください」

声帯の専門医にそんな宣告をされたらしいので、
二つの動画を見比べると織田さんの苦労や努力が偲ばれます。

喉には不安定でデリケートな部分が存在します。

プロレスラーにしゃがれ声の人が多いのは、
チョップやラリアット等の喉元への攻撃が原因という説もあります。

“外的”な意味でも喉は大切に。

他人にむやみに触らせないことはもちろん、
自分でもあまり触らない方が良いと思います。

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