発声法分析:towana(fhana)

fhánaのボーカル、鍵盤ハーモニカ担当のtowanaさん。
お誕生日は6月17日。身長は148cm。
小さな頃からお家の中でずっと歌っているようなお嬢さんだったそうです。



透き通っているけど適度にスモーキー。
女マサムネ(草野マサムネさん)ってイメージです。

強いのは前下と後下。

バランスは前下(+前上)⇔後下(+後上)。
声の響きは浅い前下から後下へ流れていることが多いようです。

たぶん表情筋(感情)と声の結びつきが強め。
上側が強め(ヘッド系優位)のときは、笑顔に近いけど、
基本的に目が据わってる、というか、ちょいちょいにらんでくる。

1:05~
2:10~

ハンターの目。
直後に前下が優位になっています。

2:20~

まなざしもちー

前上を微妙に遊ばせている。
絶対者の余裕。

3:15~

脱力具合が絶妙。
後下に入れっぱなしのチェスト張り下げ。
こんなにまろやかで芯の強いhiG(G5)は他では聴けないと思います。

4:53~

【ちー】らー

この顔好き。


towanaさんの声はとにかくよく響きます。
それは素晴らしいことだけど、発声筋群の稼働率が高止まりする傾向があるので、
才能に任せて、あまり高い曲ばかり歌っていると……。



この頃は声帯にポリープができていたそうです。

上側メインで平坦に歌っており、高音にも表情にも余裕がなくなっていますね。
調子の良いときと比べると、狩る側と狩られる側くらい違います。

公式が上げているライブ動画がどうして「これ」なのか。
ちょっと不思議です。



こちらはポリープ手術後かな?

前上がかなり強くなってますね。

0:35~

そんな【ふうでー】

ここから41秒までは以前の発声(下側優位)になっているように聴こえます。

0:45~

さあー

ゆこおー

前下に踏み込んでるけど「前」で止まってる。
そのままサビも全体的に上側優位。
曲の雰囲気的には明るい響きで良いかもしれません。

1:50~

後下が入らない?
後下を避けてる?

1:58~

さ【わー】

あ、後下入った。
このあとは、煽りもサビも後下優位。

2:20~

わらあって【てー】

前下に踏み込まないから、後上で詰まってる。
以降は後下優位のまま安定。

3:55~

あるか【らーっ】

よし。ばっちり。
伸展の集束音まで綺麗に決まっています。


まだ細かい感覚が戻っていない感じなのかも?
筋群に不具合はなさそうなので、あまり無理をしない(させない)ようにして欲しいです。

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