発声法分析:尾崎豊

シンガーソングライターの尾崎豊さん。
東京都練馬区のご出身。身長は178cm。
小学校から登校拒否して、フォークソングの弾き語りをしていたそうです。



独特の緊張感(青臭さ)を伴うハスキーボイス。

強いのは後下と後上と前上。
バランスは前上(+前下)⇔後上(+後下)。

0:20~ 

やや前上優位。

後上の位置が前上よりも高いのですが、そもそも前上の位置が低め。
低い前上の位置から斜め上に(ミドル的)に引っ張ると似たようなニュアンスが出せると思います。

下側もしっかり入っているが、相対的に後上が強い状態。

天才たる所以。絶妙なバランス。
ハイラリ系のヘロヘロ発声とは根本的に違います。

1:05~

おとな【たぁ!】

感情的に前下へ踏み込んではみたものの、
後上の束縛が強くて破綻気味に戻される。
絶妙。

1:20~

かえりたく【なぁ!】

前上のサポートが加わって浅い前下。

1:25~

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

前上優位でめっちゃハキハキしてる。
先生のミスを指摘する優等生のごとし。

1:30~

サビは前側(前上)と後側(後上)の喧嘩に近い拮抗状態。
後上(鎖)に繋がれた野獣が荒れ狂っている感じです。

まよい、あがき、さけぶ。
尾崎豊さんの魅力的な個性ですね。



こちらは尾崎裕哉さん。

強いのは後下。バランスは上⇔下。
お父様に比べるとかなりマイルドな印象ですね。
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