発声法分析:ミケーレ・ルッピ

VISION DIVINEの元ボーカル、ミケーレ・ルッピたん。
現在はWHITESNAKEのキーボードとして活躍中。
イタリア出身で、アメリカの音楽学校に在籍していたそうです。



明朗快活でエネルギッシュ。
紅顔の勇者(光属性)を想起させる輝かしい歌声。

強いのは前上と後下ですが、
前上も後下も(後上も)そのへんの「強い」とは少しレベルが違います。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:55~
1:02~

このへんの語尾処理から推測すると後下が基点っぽいですね。

1:25~

さーむ うぇあ

前上 → 前

まずは後(後下+後上)にしっかり引いてから、前上方向に突き進んでいく。
普通のロック歌手やメタル歌手ほど前に踏み込めない代わりに、
クリアなハイトーンが出やすい仕組みになっている、って感じです。

2:20~

強い拮抗状態と安定感の両立。
hi域後半までほぼ統一された音色。
大西ライオン系の響き(シルエット)を保ったまま肥大化していくイメージ。

3:08~

前⇔後 → 上⇔下

ここのガナリ声は面白い。
前後と上下が一瞬にして入れ替わる。
声で十字を切ったかのような響きの軌跡です。

3:25~

第五筋群を余裕で制圧。
裏声系の強靭さアピール。

3:56~

このギターソロは本当にこれでいいのか。

5:43~

後上からジクザグに前上へ。

さぁああああ

一条の光線がごときhiD#(D#5)。
前上(+前)⇔後上(+後下)。

6:30~

密度の濃いhiG#(G#5)。
選ばれし者の発声筋群で思いっきり引っ張り合っている。
マイクを前上、舌や下あごを後下と考えると角度や距離感が掴めるかもしれません。
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