レッスン記録006:リキさん
- CATEGORYレッスン記録
レッスン受講者はリキさん。身長は179cm。
ロックに合うカッコ良い声や、
パンチの効いた歌声に憧れているそうです。
好きな歌手
宮本浩次さん
チバユウスケさん
桜井和寿さん
草野マサムネさん
ボイトレの目標
歌が上手くなりたい
今回の希望内容
しっかりと伸展させて歌えているかどうか
練習の方向性が合っているかを確かめたい
初回レッスンでは「声を強くしたい」ということで前下方向を強化する内容でした。
自主練中は張り上げる癖が原因で、前下を上手く掴めていないような気がしていたそうです。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(リキさん)
キーが上がってるし、声も強くなっているようです。
確かに張り上げ気味ではありますが、拮抗も伸展もできているように聴こえるのですが、
リキさん的には「実感できない」「自信ない」「弱そう」とのこと。
うーん……。
この曲に関しては「ちょっと強い」くらいだと思うのですが、
強さとは別の「破天荒さ」や「凶暴さ」を求めているのかもしれません。
それでは四方向の確認。
前下……方向は合っているが、高い。前上と混同の恐れ。
前上……問題なし。強い。
後上……問題なし。
後下……詰まっている。前上に負けている。
相対的に前上が強いバランスなので、
前上に引き付けられて、前下が上手く掴めない?(錯覚?)
前上に引っ張られて、後下への伸展が制限されている?
そのへんを念頭に置いて、レッスンを進めていきます。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(下側調整1)
0:06~
口周りの緊張にはメリットとデメリットがあります。
ロック系だと歓迎されるケースもありますが、
今回は前下に踏む込めなくなるデメリットが大きいです。
1:06~
冒頭で歌った音源と聴き比べてください。
あっちは「ちょっと強い」こっちは「さらに強い」です。
これでも「弱そう」に聴こえるなら弊ブログ初期の記事(私の音源)に毒されている恐れがあります。
1:52~
ハイトーンで前上が強く入った後は、下側が不安定になっています。
ここでは後下を意識。上手く行かないときは、落ち着いて正位置を確認してください。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(下側調整2)
0:44~
あーたーらしいー
良いバランスで発声できています。
0:52~
力の入れどころと張り上げ加減を探る。
前上に負荷が集中すると喉が上がるので注意してください。
2:55~
張り上げ抑制。
原曲っぽく後側(後下)に抜いて歌う練習。
3:15~
呼気に頼れないと不安定になる。
呼気で「強さ」を埋めると喉に負担がかかるし、成長しない部分が残り続ける。
わかりやすい伸びしろだと思います。
6:18~
前下調整。
7:18~
前下を掴んだまま気持ち良さそうに伸びています。
ここに限らず、新しい感覚がいくつか出てきたとは思います。
鉄は熱いうちに打つ、のが鉄則ですが、
少し見ない間に冷え切っている人が少なくありません。
できることの精度を上げる。
できないことに挑戦する。
タイミングは? 時間配分は?
この判断を間違うと独学での上達は厳しいです。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(下側調整3)
冒頭フレーズを抜いて歌ってみる。
バランス良く後側(後下)に任せれば、
それなりの力強さを保ったまま、脱力感が出たり、音高も上がったりします。
1:42~
前上がトランス状態で後下が入らない。
落ち着いて、下側の確認を忘れずに。
ORIGINAL LOVE/接吻 (後下調整)
リキさんは気分が良いときに、この曲を口ずさんでいることがあるそうです。
鼻にかかった深めの声を意識すると、後下方向に経験値が入りやすいかと思います。
0:43~
発声が原因の微妙な違い(アレンジ)。
NGテイクは前上との拮抗で後下に引き切れていません。
1:52~
高くて強い音が続くと、引きしろがなくなる。
2:33~
適切な引き方を憶えると、余裕が出てくる。
2:40~
原曲を確認したところ結構抜いて歌っていました。
2:44~
良い感じです。
米津玄師/Lemon(下側調整)
テレビなどでこの曲が流れたときに、口ずさんでみることがあるそうです。
鼻にかかったやや深めの声を意識すると、後下方向に経験値が入りやすいかと思います。
0:13~
前上が引っかかっている。
0:54~
力みが感じられるが、まあ良し。
1:05~
張り下げ(二段落ち)。
1:50~
地声→裏声→地声。
違和感なく戻ってこられるか。
自分でNGを認識できるはずなので、
ここもわかりやすい伸びしろだと思います。
3:00~
Lemonはカラオケの人気曲だけど、
忠実に歌おうとすると難しい、みたいな話。
3:57~
上手く歌えないフレーズは「小分け」にしてみてください。
それでも原因がわからないときは自力では解決できない可能性が高いです。
5:04~
あなーた
と(大体はこいつが原因)
ともーにー
これを繋げればいいだけなんだけど……。
こんなの簡単だ、と鼻で笑っている人にはもっと深刻な問題が潜んでいるケースがあります。
5:28~
初めてでここまでできれば上等です。
Mr.Children/名もなき詩(レッスン中盤)
hiA#(A#4)に迫っていますが、後下が抜けてフレーズが続きません。
他方向の成長により、弱点(伸びしろ)が明らかになってきたように感じます。
関連記事:「個人レッスン」
関連記事:「グループレッスン」
ロックに合うカッコ良い声や、
パンチの効いた歌声に憧れているそうです。
好きな歌手
宮本浩次さん
チバユウスケさん
桜井和寿さん
草野マサムネさん
ボイトレの目標
歌が上手くなりたい
今回の希望内容
しっかりと伸展させて歌えているかどうか
練習の方向性が合っているかを確かめたい
自主練中は張り上げる癖が原因で、前下を上手く掴めていないような気がしていたそうです。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(リキさん)
キーが上がってるし、声も強くなっているようです。
確かに張り上げ気味ではありますが、拮抗も伸展もできているように聴こえるのですが、
リキさん的には「実感できない」「自信ない」「弱そう」とのこと。
うーん……。
この曲に関しては「ちょっと強い」くらいだと思うのですが、
強さとは別の「破天荒さ」や「凶暴さ」を求めているのかもしれません。
それでは四方向の確認。
前下……方向は合っているが、高い。前上と混同の恐れ。
前上……問題なし。強い。
後上……問題なし。
後下……詰まっている。前上に負けている。
相対的に前上が強いバランスなので、
前上に引き付けられて、前下が上手く掴めない?(錯覚?)
前上に引っ張られて、後下への伸展が制限されている?
そのへんを念頭に置いて、レッスンを進めていきます。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(下側調整1)
0:06~
口周りの緊張にはメリットとデメリットがあります。
ロック系だと歓迎されるケースもありますが、
今回は前下に踏む込めなくなるデメリットが大きいです。
1:06~
冒頭で歌った音源と聴き比べてください。
あっちは「ちょっと強い」こっちは「さらに強い」です。
これでも「弱そう」に聴こえるなら弊ブログ初期の記事(私の音源)に毒されている恐れがあります。
1:52~
ハイトーンで前上が強く入った後は、下側が不安定になっています。
ここでは後下を意識。上手く行かないときは、落ち着いて正位置を確認してください。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(下側調整2)
0:44~
あーたーらしいー
良いバランスで発声できています。
0:52~
力の入れどころと張り上げ加減を探る。
前上に負荷が集中すると喉が上がるので注意してください。
2:55~
張り上げ抑制。
原曲っぽく後側(後下)に抜いて歌う練習。
3:15~
呼気に頼れないと不安定になる。
呼気で「強さ」を埋めると喉に負担がかかるし、成長しない部分が残り続ける。
わかりやすい伸びしろだと思います。
6:18~
前下調整。
7:18~
前下を掴んだまま気持ち良さそうに伸びています。
ここに限らず、新しい感覚がいくつか出てきたとは思います。
鉄は熱いうちに打つ、のが鉄則ですが、
少し見ない間に冷え切っている人が少なくありません。
できることの精度を上げる。
できないことに挑戦する。
タイミングは? 時間配分は?
この判断を間違うと独学での上達は厳しいです。
エレファントカシマシ/今宵の月のように(下側調整3)
冒頭フレーズを抜いて歌ってみる。
バランス良く後側(後下)に任せれば、
それなりの力強さを保ったまま、脱力感が出たり、音高も上がったりします。
1:42~
前上がトランス状態で後下が入らない。
落ち着いて、下側の確認を忘れずに。
ORIGINAL LOVE/接吻 (後下調整)
リキさんは気分が良いときに、この曲を口ずさんでいることがあるそうです。
鼻にかかった深めの声を意識すると、後下方向に経験値が入りやすいかと思います。
0:43~
発声が原因の微妙な違い(アレンジ)。
NGテイクは前上との拮抗で後下に引き切れていません。
1:52~
高くて強い音が続くと、引きしろがなくなる。
2:33~
適切な引き方を憶えると、余裕が出てくる。
2:40~
原曲を確認したところ結構抜いて歌っていました。
2:44~
良い感じです。
米津玄師/Lemon(下側調整)
テレビなどでこの曲が流れたときに、口ずさんでみることがあるそうです。
鼻にかかったやや深めの声を意識すると、後下方向に経験値が入りやすいかと思います。
0:13~
前上が引っかかっている。
0:54~
力みが感じられるが、まあ良し。
1:05~
張り下げ(二段落ち)。
1:50~
地声→裏声→地声。
違和感なく戻ってこられるか。
自分でNGを認識できるはずなので、
ここもわかりやすい伸びしろだと思います。
3:00~
Lemonはカラオケの人気曲だけど、
忠実に歌おうとすると難しい、みたいな話。
3:57~
上手く歌えないフレーズは「小分け」にしてみてください。
それでも原因がわからないときは自力では解決できない可能性が高いです。
5:04~
あなーた
と(大体はこいつが原因)
ともーにー
これを繋げればいいだけなんだけど……。
こんなの簡単だ、と鼻で笑っている人にはもっと深刻な問題が潜んでいるケースがあります。
5:28~
初めてでここまでできれば上等です。
Mr.Children/名もなき詩(レッスン中盤)
hiA#(A#4)に迫っていますが、後下が抜けてフレーズが続きません。
他方向の成長により、弱点(伸びしろ)が明らかになってきたように感じます。
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