発声法分析:広瀬香美

シンガーソングライターの広瀬香美さん。
福岡県筑紫野市のご出身。身長は165cm。
幼少期からクラシック音楽の英才教育を受けていたそうです。


密度を感じさせるクリアな歌声。

強いのは前下と後下……と後上と前上。
四方向は全部強いけど、基点となっているのは後下っぽいです。

バランスは前下(+前上)⇔後下(+後上)。

0:10~

とおぉおぉおぉおぉお

下寄りの前下から後下経由で浅めの後上へ。
この引き方を(後から後下方向へ)微妙にずらしながら繰り返す。
小さい方の「ぉ」を「ぅ」との中間を狙って発声してみると感覚がつかめるかも。

あぁ 

前下⇔後上。

なあたぁあ

前下(+前上)⇔後上(+後下)。

とぅぉおおおお

前下(+前上)⇔後下(+後上)。

声の伸びも響きも素晴らしいですね。

0:30~

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

抑えめに歌っている場面でも確かな伸展力を感じます。

0:53~

【ほ】ころー

前下由来の化け方。
河村隆一さんの「ぽおおお唱法」に通じるところがあります。

1:00~

ゲッダン

前下(+前上)⇔後上(+後下)。
上下が詰まっていて前⇔後に近いバランス。

サビのハイトーンは前下や後下で踏ん張っているように聴こえます。



声楽寄りの発声にシフトしてる?
若い頃と比べると声が曇ってるように聴こえるかも。
好みの変化かもしれませんが、前上の動きが少し鈍いみたいです。
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