発声法分析:加山雄三

シンガーソングライターの加山雄三さん。
神奈川県茅ヶ崎市のご出身。身長は175cm。
英語がお得意で、米国永住権をお持ちだそうです。



ゆったり、どっしり。
雄大さや包容力を感じさせる歌声。

強いのは後下と前下。
バランスは前下(+前)⇔後下(+後上)。

0:13~

夕闇【がー】

前下で踏ん張っていて【ぐー】に近いニュアンス。

つーつ【むー】

後下。

まどべ【にー】

後下から後上。

ビブラートの波が心地良いです。

0:32~

表情の変化にご注目。

きーみ【のー】
ひとみ【はー】
ほーし【とー】
かがや【きー】

すべて前下優位。
私が定義するところの「正しいチェストボイス」に近い発声法です。

こいす【るー】
このむね【はー】
ほのお【とー】
もえてい【るー】

音高が上がっても前下はキープ。
最高音(mid2E)の力強さはお見事です。

1:20~

台詞部分は後下優位に聴こえます。

2:00~

しておく【れー】

ここは【るえー】に近いニュアンス。
伸展過程としては「後下→前下→前→後上」っぽいですね。

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