練習場所について

カラオケでは気持ち良く声が響いているはずなのに、生声空録を聴くと「あれ?」って思ったことないですか?
ない人は今録ってみてください。というか思わない人はいないはずです。
カラオケ屋さんというのは歌う人に気持ち良くなってもらわないと商売にならないわけですから。
まず部屋には吸音材等がなく、たいして声を出さなくても「声が響いて聴こえる」作りになっています。
ノンマイクで声量を誇っているそこのあなた、反響だらけの狭い部屋ならそれが当たり前です。
エコー等のエフェクトを切り、機械側のイコライザでいじってもマイク自体が高音を強調している感じがします。
そういうマイクを選んでいるのでしょうか。流行を考えると高音を出したい人の方が多いはずですから。
そのぶん微妙な抑揚、中低音域、ここらへんはスポイルされているかもしれません。

自分の声がよく響いているという幻想、発声の粗が誤魔化されている状態。
エフェクトに凝るのは結構ですが、成長段階から「エフェクト頼みの発声法」にならないように気をつけてください。
残響に糊塗された基音感の薄い音、それは果たしてあなたの「声」なんでしょうか?

カラオケに行くな、とは言いません。
カラクリは理解しておけ、ということです。

じゃあどこで練習? ってことになるのですが……。
コストを度外視すれば防音室を導入するかスタジオを借りるのが一番ですが、壁の薄いワンルーム暮らしでもなければ自宅で充分だと思います。
大声“でしか”歌えない人はそもそも発声が間違っている可能性が高いのですが、小声“でばかり”ボソボソと歌っていては練習にならないのもまた事実です。
自宅練習でも部屋の外まで聴こえる程度の音量は出してください。
隣の部屋に家族がいたら「あ、また始まった」って思われるくらいです。

環境的に無理な場合は車の中もオススメです。
騒音の心配もないし、反響はほぼゼロ。
自分の歌声をきちんと把握しておくには最適な練習場所かもしれません。

車がないなら、お風呂場でもいいです。
お風呂場で歌うのはごくごく普通のことですからね。
ご近所さんも「あー、また歌ってるよー」ってスルーしてくれると……いいですけどね。
……あ、でもエコーがかかっちゃいますね。
お風呂場だと声が良く響いて聴こえます。これがお風呂場の罠です。

とにかく周囲の人や同居人には「歌の練習してるんだ」って素直に明かせばいいのです。
それだけで練習場所の確保には困らないはずです。そして発声がマシになってきたら簡単な童謡でも聴いてもらいましょう。
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