発声法分析:大原櫻子

女優でもあり歌手でもある大原櫻子さん。
東京都のご出身。身長は158cm。
幼少期からクラシック音楽を習っていたそうです。



あどけなさの残る溌剌とした歌声。

強いのは前上と下。
バランスは前上⇔後下(+下)。

0:25~

顔をしかめているときは真ん中から下に力が入っているかも。

0:56~

前上⇔下⇔後上。
伸展順序を無視すると、下からV字に広がる感じ。
真ん中は綺麗に避けているのですが……。聴き取るのは難しいと思います。

1:03~

ファルセットは下っぽくもあり、
三方向への等分伸展にも聴こえます。

1:15~

前上⇔後下(+下)。

前上優位。

うー【たぁーにぃ】
た(な)くー【すぅうう】よぉおおー

後下やや優位。

かがぁ【やぁああ】
たずさえ【てぇええ】

下の入れ方は張り下げ的。
響きの変化がわかりやすいですね。

1:58~

前上(+下)⇔後下。
下の主張が強すぎて、ほんのり恨み節風味。

2:30~

このへんの歌い方は絢香さんっぽいけど、
良い意味で洗練されていない感じ。

正位置(多くのプロ歌手が常用している場所)とのズレが、
大原さんの個性(幼さや素朴さ)を生み出しているのかもしれません。
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