発声法分析:岸田繁(くるり)

くるりのボーカル兼ギター担当の岸田繁さん。
京都府京都市のご出身。身長は166cm。
幼少期からクラシックに親しんでいたそうです。



飾り気のないセンチメンタルな歌声。

強いのは前上と後下。
バランスは前上(+前)⇔後下(+後上)。

0:36~

やや後下優位。

【あいー】かわらず

ここで前側が強くなっています。
前→低めの前上(眉間までは届かないくらい)。

0:48~

【は(あ)】ずかしいこと

ここは後下(後寄り)が優位。

1:40~

かぜを【ひぃ】きました

後下から前→前上。
マッチに火がつく助走のイメージ。

1:53~

こ【ん(う)】ーや

前上がちょっとだけ後下に負けているくらいのバランス。

おもうっ【た(だ)ぁああ】

下が強めに入ってます。

2:33~

前上(+前)⇔後上+後下。

前側で必死に頑張っている。
破綻気味のmid2G#(G#4)を含めて、
声を振り絞る表現としてはハイレベル。

3:33~

一番に比べると拮抗距離が長め。
脱力感というか、燃え尽きた感がありますね。

4:28~

前(+前上)⇔後上+後下。

はなせるぅか【なぁー】

後上が強めでややファニーな響き。
良いアクセントになっていると思います。
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