レッスン記録:O.K.さん(2回目)

レッスン受講者はO.K.さん。身長は171cm。
読者歴二年以上。四筋確認音源ご購入済み。

好きな歌手

奥田民生さん
遠藤正明さん
宮本浩次さん
黒田俊介さん
大橋彩香さん
相羽あいなさん

ボイトレの目標

歌が上手くなりたい

今回の希望内容

練習の方向性が合っているかを確かめたい

関連記事:「レッスン記録:O.K.さん(初回)
奥田民生/さすらい(O.K.さん)



大学の試験等であまり練習ができなかったそうなのですが……。
それを差し引いても、下側が重いです。

四方向の確認。

前下……ほぼ下。
前上……問題なし。
後上……浅い。
後下……浅い。

喉の使い方が全体的に小さくなっている。
特に前下が殻に閉じこもっている状態でしたが、
調整で後側が深くなるにつれ、徐々に前下も活性化してきました。
しかし、

奥田民生/さすらい その2



うーん……。もっさり。
歌うと「下」が幅を利かせてくる。
初回レッスン後の経緯を推察すると、

前上意識 → 後上混同 → 後上忌避 → 下側依存

前上(声の明るさ)を保ったまま、後下と強く拮抗できれば良いのですが、
現状は後下と一緒に下が入るものだから、前上をしっかり使えない。

THE BLUE HEARTS/情熱の薔薇 その1



正しいチェストボイスの悪い例。
これだと「後上」の練習にしかならないです。
前下に偽装した後上(+下)を聴き分けるのは、発声感覚が育っていないと難しいので、
チェスト練の最低音はmid1D~Cを下回らないようにしましょう。

キーを上げてチェスト練習に入ります。

THE BLUE HEARTS/情熱の薔薇 その2



※門外不出の部分は440Hzのトーンでマスクしています。

0:06~
0:25~

後上。

0:38~
0:48~

【で】だけちょっと前下が入ってます。
そこから引かずに、前へ踏み込むべし。

1:00~

前下が入っています。
声圧の変化が大きいので、分かりやすいと思います。

O.K.さん「こっちの方が断然疲れます」

そっちで正解です!

喉の使い方(消費エネルギー)が小さくなると、四方向の奥まで刺激が届かなくなりがちです。
発声感覚が曖昧なうちは、チェスト練習≒筋トレくらいの気持ちで取り組んでみてください。

SIAM SHADE/1/3の純情な感情



歌声をより明るく鋭く、
前上付近を集中して使う練習。

0:20~

ポジションが上がってきましたが、
まだまだ前上へ踏み込めます。

0:32~

良い感じ。

0:42~

さらに鋭く、独りよがりに、
純情な感情を空回りさせましょう。

1:11~

プレーン → ナルシス

ナルシスティックな要素を上手く調節できるようになると、
前上(+後下)の扱い方が繊細かつ明確になっていきます。

1:25~

自分的には恥ずかしくなるほどカッコつけてみても、
聴き直してみると1/3くらいしか伝わっていなかったりします。

ディバイディングドライバー!



レッスンのオマケ的音源。
hiA → hiA# → hiC と音が上がっていきます。
喉の調子を見ながら挑戦してみてください。

遠藤正明/爆竜戦隊アバレンジャー



前上優位のまま、軽くソフトに歌う練習。
同じ曲を力強く歌った後なので、力加減が難しいと思います。

上手く行かない。コントロールできない。
苦手な部分こそ、重要な伸びしろです。

奥田民生/さすらい その3



色々とやっているうちに、
感覚が細かく(鋭く)なってきたらしく、

0:19~

無自覚で声量が上がっている。

発声現象としては前下が強く使えているのですが、
バランスが変化している分、O.K.さん的には違和感があるみたいです。

0:45~

hiA(A4)までなら、ほとんど地声の強さで出せています。

0:58~

前下が踏ん張り切れずに裏に負け。

1:24~

下がちょっと入りすぎ。

1:42~

おや?

1:49~

良し。まぐれじゃない。
四方向がバランス良く拮抗できています。

2:15~

惜しい。
あとは力みが取れれば、という感じ(それが難しいんだけど)。

この発声感覚をなるべくキープしておいて欲しいです。

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