歌唱法解説:女性曲全般

私は原曲原理主義者とまではいかないんですが……。
キーを二つ三つ下げてボクなりの「aiko」とか「HY」とかやられると、「え?」となった後で「ふーん」ってなります。
えーっと……キーを下げて? 男性の色気を演出?
まあ、分からないでもないですけどね。

原曲キーで歌う場合はなにしろ性別が違うので、声区がかなりずれています。
低めの女性曲であっても天然ミックスボイサーに挑む時くらい難儀します。
高めの女性曲ともなると終始ミドル以上の音域で、喚声点付近をグチャグチャにかき回されることも少なくないです。
男だけど原キーで歌ってみた系の音源、ほとんどの人が声上擦ってますよね。
オタク風の男性がヘッドボイスで喚いているだけってのも多いです。
天然ミックスっぽい人が破綻なく歌っていても声自体は上擦って聴こえます。
女性のチェストボイスは男性のミドルボイスです。それ以上はそれ以上です。
これこそがどうしようもない声区の差、単純に声帯の長さの違いです。
このミスマッチだけはどうにもなりません。キーを下げてください。
でも冒頭で言った通り、私は「この手のやつ」がちょっと苦手です。
適切なキーで歌ったとしても若干キモさは残ると思うので、女性曲は女性に任せましょうよ。
似たような違和感は女性側にも起こるので、男性曲は男性に任せてください。

私もサンプルで上げてますが、自分で聴いてて普通にキモいです。
かなり酔っ払っていても普段のカラオケでは女性曲なんて歌いません。
でも記事のテーマがテーマなんで、どうしても歌いたいって人は「最高音がミドル音域の女性曲」を選んでみましょう。

・普段よりも口先で歌う
・ハイラリで共鳴腔を狭める
・チェスト成分を適量入れる
・上方(ヘッドボイス)の響きを抑える

山口百恵/プレイバックpart2



女性曲を女性っぽく歌っても女性には敵いません。
かといって男っぽく歌ってもネタにしかなりません。
とりあえず身内のカラオケ以外で歌うのは避けた方が無難かな、と。
中性的とかオネエ系とか、そんなタイプなら別に構わないと思います。

美川憲一/さそり座の女



これはちょっと意味が違いますね。
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