レッスン記録015:たつたさん

レッスン受講者はたつたさん。身長は171.5cm。
独学スターターセットご購入済み。男らしい声が好みだそうです。

好きな歌手

宮本浩次さん
チバユウスケさん
デイヴ・グロールさん
リアム・ギャラガーさん

レッスンの希望内容

地声感を残しつつ脱力して歌いたい
エレファントカシマシの悲しみの果てを力強く歌いたい
エレファントカシマシ/今宵の月のように(たつたさん)



地声感たっぷりのミドルボイス。特に言うことなし。
発声バランスも宮本浩次さんに近いように聴こえますが……。

たつたさん「悲しみの果てや桜の花の高音でキンキンしてしまう」

とのこと。
ハイトーン時に喉を固めてしまうのかもしれません。

四方向の確認。

前下……良い。強い。
前上……良い。
後上……問題なし。
後下……問題なし。

ミドル系の拮抗チェックは良好。
ヘッド系の拮抗に力み → 調整後に問題なし。

基礎はできているので、
高音部に集中してレッスンしていきます。

エレファントカシマシ/今宵の月のように



※門外不出の部分は440Hzのトーンでマスクしています。

0:15~

きー【せえっ】

0:35~

まー【ちぃっ】

hiA(A4)。
特に張り上げている感じもないし、
バランス良く発声できているように聴こえます。

0:43~

迫力が欲しければ前下へ。
柔らかく出したければ後上へ。

1:28~

適度に脱力して、綺麗に出せてます。
でも?

たつたさん「悲しみの果ての高音になると……」

エレファントカシマシ/悲しみの果て



0:24~

みぃた【こぉっ】

hiA#(A#4)。
最高音はしっかり出ていますが、後のフレーズが続かない。
喉より息が苦しいそうなので、力の入れどころを明確にしていきます。

1:10~

コツを掴んだっぽい?

1:26~

良い感じです。
もう少し下側(後下)が頑張れば「ないぃ」の力みも取れてくるはず。

エレファントカシマシ/桜の花、舞い上がる道を



音域的に少し厳しいかと予想していたのですが、
hiC(C5)とかhiB(B4)とか、原曲っぽく出せてます。

1:39~

気迫のこもったパワフルなハイトーン。
前下強者特有の「怪物感」が漂いつつあります。

Foo Fighters/The Pretender



0:00~

今までの喉が枯れていた歌い方。
上側(後上)が強めに入っており、前下が上手く使えていません。
真ん中付近が固まっているので、喉の負担が大きいと思います。

0:11~

後下の補助が入った歌い方。
前下の強さが充分に活かせており、響きが太くなっています。

洋楽のハードロックはこちらの発声がおススメです。
後下の使い方に慣れてくれば、エレカシ用のミドル発声にも余裕が出てくると思います。

前下が強いタイプは、前下に頼りすぎて調子を崩すことがあるので、
喉の違和感には注意してください。

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