発声法分析:チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカル、チバユウスケさん。
神奈川県藤沢市のご出身。身長は173cm(?)。
幼少の頃バイオリン教室に通っていたそうです。



パンキッシュなダミ声系発声。
おぼっちゃま(?)らしからぬ、やさぐれ感や切迫感を醸しています。

強いのは前下と後下。
バランスは前下(+前上)⇔後下。
補助の前上も強いため喉の位置は若干高め。

0:30~

やや前下優位。

わるいのはぜん【ぶ】
きみだとおもって【た】

語尾で音色が微妙に変わっています。
前⇔後に伸びる感じ。

0:50~

き【きょ】えてないふり

後下強め。
普通に「こ」を発声するより前側(前上)の関与(抵抗)が強い。

せ【きゃ】いのおわりは

あ【きゃ】みの【きゃ】【きゃ】あった

ここも後下と前側が強い。
普通は「か」を発声しようとすると後上の関与が大きくなると思います。

1:30~

ちょおとゆるや【きゃ】に
だいぶやわら【きゃ】に
【きゃ】なり【きゃ】くじつに

私の耳に問題がなければ【きゃ】を連発しているように聴こえます。

2:00~

こうちゃ

普通に「こ」ですね。
「こ」→【きょ】にはランダム要素があるみたいです。

3:23~

ぼ【きゅ】はき【きゃ】される

その予兆はありましたが、
「く」も【きゅ】に変わることがあるようです。

3:32~

【きょう】ちゃのみほして

あ!
今回は化けましたね!

なんとなく嬉しい気分になっている人は、
チバさんの術中(?)にはまっているかも。

3:45~

まちきょ【が】れている

濁点がつくと前側が優位。
発声バランス的にチバさんの「が」は【ぎゃ】にはなりにくいと思います。


チバさんの特徴的なカ行。

か は きゃ
き は き
く は きゅ に化けることがある
け は け
こ は きょ に化けないこともある

チバさんっぽく歌ってみたい人はまず「か」や「こ」で後下方向に引きつつ【きゃ】や【きょ】に崩れるバランスを探ってみて、
どうにもしっくりこない場合は最初から「か」と【きゃ】や「こ」と【きょ】の中間辺りを狙ってみてください。
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