レッスン記録:ジョエルさん(初回)

レッスン受講者はジョエルさん。身長は162cm。
YUBAメソッド3年。独学スターターセットご購入済み。

好きな歌手

ジュゼッペ・ディ・ステファノさん
玉置浩二さん
ASKAさん

レッスンの希望内容

方向性の確認
hiA~hiCを強く安定して出したい
オ・ソレ・ミオ(ジョエルさん)



瑞々しくて艶のある歌声ですが、
ジョエルさん的には高音が全然納得いってないそうです。

CHAGE and ASKA/WALK(ジョエルさん)



ポップス歌唱とオペラ歌唱の分離(≒分断)。

四方向の確認。

前下……良い。
前上……良い。
後上……問題なし。
後下……問題なし。

ミドル系の拮抗チェックは良好。
ヘッド系の拮抗は問題なし。

発声要素としては揃っているので、
ちょうど良いバランスが見つかれば……という感じです。

誰も寝てはならぬ その1



※門外不出の部分は440Hzのトーンでマスクしています。

0:19~

分かりやすい破綻ですが、
器質的ではなく技術的な問題に思えます。
方向への意識や微調整で何とかなりそうです。

0:25~

主に後下方向への指導をしていたら、

1:11~

太めのhiB(B4)がいきなり出ました。
力みが感じられますが、力む方向は合っています。

1:30~

ジョエルさんが気になっていたビンチェロの再現。
上擦ってしまうのが嫌みたいです。

1:35~

このビンチェロも普通に良いんですけど、
もっと前下で踏ん張って、響きの位置を低くする練習。

1:53~

下側に抑え込む意識。少し苦しい感じ。
慣れてきたら上側(鼻)を足していくと良い感じのバランスが見つかります。

誰も寝てはならぬ その2



0:12~

下側が強く使えています。

0:20~

以前の歌い方もあまり上擦らなくなっています。

0:28~

良い感じ。
太さと明るさが両立しつつあります。

チェー【ロー】

ここのhiA(A4)もしっかり出せているってことは、
まだ余裕(引き代)が残っているということ。

0:43~

素晴らしい!

ジョエルさん「すごい調子良いです!」

喉は不思議なくらい大丈夫。
高音で姿勢を矯正される錯覚。

どちらも私の感覚と似ています。
そんな状態のまま何年も歌い続けているのが私です。

一人で練習していると「自分なりの限界」を決めてしまう。
その限界が日々狭まっていくと、徐々に身動きの取れない状態に追い込まれる。

限界を広げられない≒世界の狭さを認識できない≒自分の殻を破れない

これらは独学者がスランプに陥る一因ですが、
その状態をスランプであると自覚すらできない場合は……。
残念ですが、そのまま歌唱人生の限界(終焉)を迎えることになるでしょう。

0:54~

hiC → hiC# → hiD

ジョエルさん的にはC#から上に逃げている感覚。
でも私的には下側にも残せているように聴こえます。

1:12~

迸る強者感。
hiAに聴こえないほど太いhiAです。

CHAGE and ASKA/WALK その1



ASKAさんの癖や特徴を参考にしてねっとりと歌っていく。
声楽的にはあまり正しくない発声法の練習かもしれません。

0:25~

ASKAさんを馬鹿にしているように聴こえるかもしれませんが、
お手本としてはこのくらい誇張した方が誘導しやすいのです。

0:48~

畳み掛けるような難所の連続ですが、
ラララの下降フレーズは綺麗に発声できているし、
サビ前のハイトーンも粘り強く出せています。

ジョエルさんは元々後下を使えていましたが、
ポップスというかASKAさん風の後下は使い方が少し特殊なので、
慣れるまでは歌いにくい人が多いはずなのですが、

ジョエルさん「とっても歌いやすいです」

じゃあ、それで!

発声バランス的に、相乗効果が見込めそうなので、
ポップスもオペラもともに磨いていくのがよろしいかと思われます。

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