発声法分析:エイミー・リー(Evanescence)

Evanescence(エヴァネッセンス)のボーカル、エイミー・リー。
出身はアーカンソー州リトルロック。身長は161cm。
幼少期からクラシックピアノを学んでいたそうです。



センシティブだけど芯の太いハスキーボイス。

強いのは前下。
バランスは前下⇔後上(+後下)。

0:08~

前下を後下に引きつつ後上へ。
開始5秒でわかる伸展力の強さ。
バランスは違いますが、音色が宇多田ヒカルさんに似てるかも。

0:28~

前下は後上と拮抗しつつ、さらに前から前下へ。
発声筋群はその名の通り“群”なので、別動隊(引き代)を温存しておけば可能です。

0:35~

マイ【ス】ピリッ
【ス】リーピン

発声位置とエアリー加減にご注目。
前下優位の特徴がよく表れています。

0:53~

前下(+前)⇔後上(+後下)。

サビは独特のもっさり感。音域は上がっても重心が下がってる。
hiB(B4)を連発してhiC(C5)まで出しているようには聴こえませんね。

セイッメー

男性コーラス(?)も意外と高くてmid2G。
後下優位に聴こえます。

2:16~

フロォオ【オオオ】

後上にギリギリと引っ張って、このへんでhiCに届かせる意識。



【フロー】

一音に省略してhiCをジャストで当てると雰囲気が全然出ません。
声に“せめぎ合い”がないので、平板に聴こえます。
関連記事