発声法分析:吉澤嘉代子

シンガーソングライターの吉澤嘉代子さん。
埼玉県川口市のご出身。ご実家は鋳物工場。
小学生の頃、魔女の修行に明け暮れていたそうです。



ややハスキーで独特な浮遊感のある歌声。

強いのは後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。

0:16~

あめもぉー

さんごぉー

響きの位置が分かりやすく上下しています。
後下が優位な状態のまま、前上に浮かんだクラゲの足を下に引っ張っている感じ。
あるいは、クラゲ型の触手を囮に使っている、深海に潜むナニカ。

0:38~

前側と後下が綺麗に拮抗しています。
ふわふわしてるけど芯が強めなので、響きの全形が掴みにくいかも。

0:54~

前下(+前上)⇔後下(+後上)。

前下が強く入っており、ハスキー加減が増しています。

誰かのせいにし【た】

ここのhiE(E5)から基本バランス(ヘッド系)に戻る。

1:08~

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

hiA(A4)~hiC#(C#5)が頻出。
音色が統一されており、安定感がありますね。

3:13~

うたう【いよぉーーーん】

hiEのロングトーン。後下⇔それ以外。
拮抗の強度と深度はほぼハードロックシンガー。

全体的に得体の知れない感じが素敵だと思います。
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