低音ヘッドボイス

低音なのにヘッドボイス?

はい。低音でもヘッドボイスです。
ヘッドボイスは高音専用の発声法ではありません。


Stevie Wonder/You Are The Sunshine Of My Life

And I know that this must be heaven

この部分を歌っています。


A.前上⇔後下(+後上)→前下⇔後上(+後下)――ヘッドボイスとしては破綻



チェスト音域はチェストボイスで歌う、を厳密に守るとこんな感じかも。
ヘッド系で軽快に歌っていたはずなのに、低音部分で前下(反社)の要素が優勢になっている。
私の理論的に“基礎固めの段階としては間違ってはいない”のですが、原曲を知っている人は違和感を覚えているはずです。

基礎固めが終わったのであれば、このギャップを避けるにはどうすればいいのか。
ヘッド系(前上⇔後下)の拮抗バランスのまま低音域に突入する方法とは……。

これはぶっちゃけ、【普通に歌えば良いだけ】です。

・低音で音量を抑える
・低音で呼気を抑える
・低音を鼻に抜く(鼻腔に響かせる)

昔からよく言われている「低音発声のセオリー」を守ればいいだけなのですが、
受講者の皆さんには「前上に頼る」や「前上付近に喉を縮める」の方がしっくりくるかもしれません。
もちろん「土台がしっかりしている」のが大前提です。

B.前上⇔後下(+後上)――低音ヘッドボイス



これで重いと感じるなら、もっと前上(鼻や額)に集中していく。

音量は抑えますが、声の響きを抑える必要はないです。
大人の余裕を漂わせる分の共鳴腔は確保しておきましょう。

低中音域での「余剰空間」のあるなしが、歌ウマと歌ヘタの分水嶺といっても過言ではありません。
多くの曲はAメロが低めですので、開始5秒で「明確な差」が生まれてしまうのです。

サビ(ハイトーン)からが本番みたいなモッタイナイな歌い方をしていないか、今一度自分を見つめ直してみてください。

C.前上⇔後下(+後上)――低音ヘッドボイス(前上に集中)



うーん……。これでもまだ重いかな?
重いというか、暗いですね。

まあ、こんな感じで「良い加減」を探してみてださい。
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