発声法分析:アニー・レノックス(Eurythmics)

ユーリズミックスのボーカリスト、アニー・レノックス(Annie Lennox)。
スコットランドのアバディーン出身。身長は175cm。
古典音楽の教育を受け、ロンドンの王立音楽アカデミーで学んでいたそうです。



神性と魔性がゆらめく、格調高いハスキーボイス。

強いのは前下。
バランスは前下⇔後上(+後下)。

0:18~

前下から後下経由で後上へ。
静謐なる闇。耳に染み入る原初的不安。

0:50~

前下⇔後上。
後下の関与が減った分、響きが比較的明るくなっています。

1:00~

前下⇔後上(+後下)。

1:08~

ベイビーとベイベエの中間。
やや後下優位のバランス。

1:12~

ここから前下優位。
後上に抜ける輝きが感じられると思います。

1:20~

このへん声がブレてます。
後上が固まりかけてる。

2:00~

前下⇔後上(+後下)。

前下優位のバランスで安定。低音成分が豊かです。
越智志帆さん(発声を変える前)や吉田美和さんが175cmあったら似たような雰囲気になるかも。

2:40~

芯の太いmid2G(G4)から後側(後下入れつつ後上)で微調節するフェイク。

3:36~

盛り上がってまいりました。
煽りでhiC(C5)を連発。

3:47~

hiC連発+hiA(A4)。
前下頼みの力業に思えても、引くところは引いている絶妙な力加減です。

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